駅から始まるまちづくり

駅と街のあり方をはじめ、街づくりの様々な話題について考えます

資料室:記事に関連した情報です

ご冥福をお祈りします

2008-04-25 11:16:31 | 安全で安心な「駅と街」
107人もの方々がお亡くなりになり、562人が負傷されたJR福知山線脱線事故から3年たちました。事故が起こった尼崎市内の尼崎市総合文化センターで、JR西日本主催の「追悼慰霊式」が開かれ、ご遺族や関係者ら約1500人が出席、犠牲となった人々の冥福をお祈りするとともに、安全が誓われました。
謹んでご冥福をお祈りします。
この事故は鉄道に限らず、航空機、自動車、船舶等交通に関わる人間(自分も含めて)が忘れてはいけないものだと思います。
少しでも安全性が高まるように、これからも取り組んでいきたいと思います。

急行廃止の効果は?

2008-04-18 16:45:53 | 利用しやすい「駅と街」
首都圏の鉄道の混雑区間の上位はほぼJR東日本の区間が占めていて、民鉄では東京メトロ東西線(木場⇒門前仲町199%:平成18年)と東急田園都市線(池尻大橋⇒渋谷196%)の2箇所だけが肩を並べています。
田園都市線では、昨年4月午前8時台に渋谷駅に到着する上り急行を準急に格下げして、二子玉川駅-渋谷間は全駅に停車するようにしました。このスピードを犠牲にする今までの発想では考えられない措置の効果がWebの記事に示されていましたが、220%弱だった急行の混雑率が準急では200%台に下がったそうです。
確かに急行と各停では混雑にかなり差が有ったので、それが均一化されたのでしょうね。それから二子玉川で各停から急行に乗り換える人が多数いて、その乗換に要する時間で結構列車が遅れていたのですが、それも減っているようです。
また併せて大井町線で急行運転を始めたので(所要時間が6分短縮)、その効果もあったのかも知れません。
また私が利用している東西線では、ラッシュ時の利用客に少しでもその前の時間の利用に変更してもらおうと、利用者が急増している浦安から東陽町までの駅で午前6時半からの約40分間ICカードの定期券で改札脇の専用端末にタッチした回数で商品券を引き換えるという取り組みを期間限定で実施したところ、期間中20回以上に到達したのは4500人。ただし、ピーク時から乗り換えたのは5%程度のようですが、少しは変更の効果があったようです(私の駅は対象とならず残念です)
本来はハードの設備をよくすることが重要かと思いますが現実には簡単にはできないことなので、このようなソフト面での工夫をいろいろと考えて欲しいものです。

平成20年度も引き続きよろしくお願いします

2008-04-11 17:53:45 | 近頃のできごとから
新年度を向かえ10日ほどたちました。駅と街づくりに関する話題、更に積極的に情報発信していきたいと思います。

さて、各カテゴリーの紹介を改めて。

●公共交通利用型の街 …公共交通を利用しやすい街とは?またそのための取り組みは?
●質の高い公共交通 …利用しやすい公共交通とは?また、LRTやDMVなど新しい交通機関について
●乗り継ぎを便利に …交通結節点(駅前広場など)のあり方は?
●街に魅力を与える …移動だけでなく駅に来ることが楽しく、快適にするためには?
●安全な街・安心な交通 …安心して住める街、安心して利用できる交通のあり方は?
●社会実験 …新しい交通機関を導入したり、既存の交通機関の利用の仕方などを改善するために各地で社会実験が実施されています。その情報などを紹介します。
●働き方の変化 …テレワークによる自宅やその周辺での勤務など働き方が変化しつつあります。そうなると「郊外から都心へ電車で大量に通勤」という交通行動が変化するかも知れません。

よろしくお願いします。