山形県の熊野大社。
熊野神社は、山形県南陽市にある神社です。
通常は熊野大社と呼ばれて、日本三熊野の1つとされています。
東北の伊勢と呼ばれるパワースポット。
拝殿。
萱葺き屋根?
最も古い記述は大同元年(806年)
今から1200年も前に平城天皇の勅命により再興されたとするものです。
再興ということは…もっと以前に創建されたということですよね。
金運アップだけでなく、縁結び神社としてご利益があるそうです。
熊野神社では、「かなで」 という縁結び祈願祭が行われていました。
その昔、神楽波をさざなみと読んでいました。
昔の人は神楽の心地良い音色に穏やかな波の様子を重ねたのかもしれません。
願いをたくした美しい音色が魂をゆりおこします。
太太神楽(だいだいかぐら)は古く伊勢の神宮でもっとも尊いお神楽とされ、
一般の方の目にふれることはありませんでした。
熊野大社に伝わって以降、伝授を禁じられたため神宮と熊野大社だけに伝わるお神楽となりました。
熊野大社では神々の力を頂戴する特別な神楽として、凡そ百年あまり大切に守り奏でられています。
(かなでの説明文はパンフレットの転記です^_^)
その太太神楽が奏でられる縁結び祈願祭が、年に数回開催されるようです。
かなででご祈祷した方には、風鈴と結び飾りの授与品があります。
その風鈴は境内に飾られていました。
よく見ると風鈴の下でヒラヒラと揺れる短冊には、願い事が書いてあります。
そして熊野大社にはもう一つ。
月結びという神事があります。
古来より日本では月にウサギが棲むとされてきました。
熊野大社の本殿裏には3羽のウサギが隠し彫りされており、3羽すべてを見つけると願いがかなうと言い伝えられています。
月の力が満ちる満月の夜に願い事をする。
月に一度だけ行われる特別な神事、それが月結びです。
願い文を書いてお祓いしたあと、本殿裏の3羽のウサギの前で投函。
写真はパンフレットの写真です。
本殿裏のウサギはなかなか見つけるのが難しい。
熊野大社はちょっと優しくて、手引きをくれます。
手引きをもらっても3羽目を見つけるのは難しいのです。
写真の真ん中あたりに1羽いるのが分かりますか?
ココ!
ここに2羽目。
3羽目はみんな口に出さず指もささないから
どこにいたのかは…秘密なのです(笑)
(2018年8月撮影)