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上海の中国人、安倍総理はみんな嫌いだけど8割は日本文化中毒! (講談社+α新書) |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
2017/12/7
一人の日本人が、動画配信を通して中国で最も有名な日本人になった経緯や、最新の中国のネット文化について書かれた本。
著者の山下智博さんは札幌市教育文化会館の職員さんだったので、ごく軽くお話をしたことがある。
たしかに噂には聞いていたけど、実際、こんなに凄いことになっていたなんて。
中国に対して自覚していた以上に知らなかったことがわかる。文化面の自由度は、意外と日本と大差ない。
個人目線の手記なので、上海のごく一部の知識層の話なのかもしれないけど、それを言ってしまえばニュースやネットの情報だってごく一部を切り取ったものにすぎない。
こういう切り取り方をしている人は少ないはずなので、とても貴重な体験談だと思う。
日本人に対して中国人が持つイメージが「HENTAI」(性的な意味で)というのは思ってもみなかった。
中国人から「HENTAIの本場、日本から本物のHENTAIがやってきた!」と言われたら、偏見なんだけど、わくわくするのかも。
中国のネット文化についてかなりわかりやすくまとまっている。中国の動画サイトを色々観てみたくなった。
あと、語られる内容のすばらしさ、スケールの大きさに対して、ご自身の表現におけるHENTAIぶりとのギャップがすごい。
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