2024/5/28
・映画に関する知識は中の下くらいなので33tabというアプリでライムスターの宇多丸さんの音声ガイドが聴く。自分にとってのモグタン的な存在。
・しかし、説明文とアプリの解説が重複していたり、聞きながら文字が読めなかったり、音声ガイドと実際の展示が一致しにくかったり、うまく使いこなせない。
・展示を見る前にガイドを聞いたほうが良かったのかも。
・映画の発明は1895年頃。アメリカ系(エジソン)とフランス系(リュミエール兄弟)がある。
・スクリーンで観客に見せる方式だったリュミエール兄弟が先と言われることが多い。
・映画以前の日本最古の記録映像から見られる。水車を踏んで田んぼに水を送る様子や、何かの踊り。街の往来と犬。
・映像は想像よりはきれいで、加工された映像作品ではなくて、当時の生活がそのまま映っていることに興奮する。
・1912年の「日本南極探検」の映像。おそらくコウテイペンギンと戯れる調査隊の映像。子供向けアニメのような動きでかわいい。
・映像資料から舞台表現の保存と上映、映像作品へ移行していく流れが分かりやすい。
・映像なのに男性が女性を演じていたらしい。
・日本映画黎明期のスター、尾上松之助の紹介。会場に等身大風のパネルもあったけど、頭が大きい。さぞ舞台映えしただろうと想像する。
・同じく日本映画黎明期の要人、牧野省三の目つきが怖い。完全に悪役の目つき。
・サイレントからトーキーの過渡期に隆盛した活弁士のコーナーもある。
・活弁士は日本独自の文化らしい。似たようなものなら他にもありそうだけど、こんな発展の仕方をしているところはたしかになさそう。
・相撲の番付表風に、活弁士のランクが一覧表になっていて、当時の活弁士がいかに人気があったのかがうかがえる。危険人物欄や死亡欄もある。
・戦時のプロパガンダとしてのゆるいマンガの展示もあった。
・やっていることはただの検閲や統制なのに、映画法は映画の慈母役という言葉とともに、擬人化された映写機の子供と世話する母親(映画法)の絵を合わせている。しらじらしい。
・今回は全体的に表面をなぞっただけになってしまったので、また機会を作って行ってみたい。
※牧野省三。悪そうだけどかっこいい。
※活弁士番付。多い。
※尾上松之助。不思議なバランス。
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