いますぐ書け、の文章法 (ちくま新書) | |
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筑摩書房 |
2011/10/30
否定の仕方が面白い。
いきなり文章は自己表現であるということを否定している。
自己表現ではなく、他人が喜ぶものを書くのが、プロとシロウトとの差であると。
また、文章の勉強をすることを否定している。
付け焼刃は使えない。「いま、持ってるもので戦え」と。
さらに「文章もスポーツだ。書いてみないとわからない」と、計画的に文章を書くことも否定している。
あらかじめ結論が用意されている文章はつまらないと。
わざと一般常識的な感覚を否定することで、読者の興味を持続させる。
本気でそう思っているというよりは、「こういう考え方も持っておかないとバランス悪いよ」と言われている感じ。
思い出したのは鈴木宗男のマラソン本。考える前に走ったほうが効率がいいと書いていた。文章を書くことも近いのかもしれない。
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