観劇三昧:コトリ会議『おれの二の腕はどうだ』
2017/5/14
腕を撃たれた男、オリンピックを名乗る女、カレーを混ぜる女、ヤク中の女などが、戦争が終わりを知りみんなでカレーを食べる話。
21分の小品。喫茶店のようなお店の一角をつかって上演されている。
一応、極限状態ではあるけど、重症の人よりカレーのほうが大事だったり、各々が言いたいことを叫んでいたり(ほとんど対話らしい対話はしていない)、とにかく混沌とした状況作りが心がけられているようで、解釈のとっかかりが見つからない。
極めて臭い匂いを嗅がされたときのリアクションだけ生々しい。
良くも悪くも情念の赴くままに動いているように見える。こういうノリで戦争を扱ってるのがハラハラする。
狭い演技スペースでもブレーキをかけない、しっかりとしたテンション芝居だった。
あと、カレーに大量に入れたあの白い粉はなんだったんだろう。
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