遠藤雷太のうろうろブログ

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アガリスクエンターテイメント『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』

2018-05-09 00:37:14 | 観劇三昧

観劇三昧:アガリスクエンターテイメント『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』

2018/5/8

英国風のシチュエーションコメディの上演中、出演者からツッコミが入り、内容がどんどん変わってしまう話。

元ネタはレイ・クーニーの『ラン・フォー・ユア・ワイフ』だけど、出演者の理不尽な不平不満によって作品のあるべき姿をどんどん失っていく様子は、三谷幸喜の『ラヂオの時間』のほうが近い。

本作は50分弱だけど、仮に2時間あったら設定がイギリスから日本か宇宙空間に置き換えられていたと思う。

そういえば、イギリス人なのに英語が達者というセリフはスルーされていた。

シチュエーションコメディのあるある感の抜き出し方は見事だし、そういう話じゃないことは承知の上で、身勝手なことばかり言っている出演者たちには殺意しか沸かない。

演出はなにをやっているんだ。

細かいツッコミどころはあるものの、終演までの時間調整の巧みさで逃げ切られてしまったような気がする。

■作品情報(観劇三昧HPからの引用)
公演時期 2016/09/10
上演時間 00:49:30

■あらすじ
ロンドンに住む平凡な男、デイヴィッド=スミス。しかし彼には秘密があった。
彼は、メアリーとバーバラという二人の女性と結婚し、二つの家庭を行き来する二重生活を送っていたのだった…!
ある日、デイヴィッドがいつものようにメアリーとの家でくつろいでいると、そこに彼女の友人が訪ねてくる。それはなんと、もう片方の妻・バーバラだった…!
デイヴィッドは、二人の妻への秘密を隠しきることができるのか…!?

■出演者(本編DVDより引用)
デイヴィット:矢吹ジャンプ(ファルスシアター)
ジョン:斉藤コータ(コメディユニット磯川家)
メアリー:鹿島ゆきこ※
バーバラ:沈ゆうこ※
チャン:津和野諒※
ゴールドマン:塩原俊之※
ビリー:朝越岳人※

※アガリスクエンターテイメント

■スタッフ :
脚本・演出:冨坂有
文芸助手:朝越岳人
舞台監督:大地洋一
舞台美術:袴田長武
照明:山内祐太(東京)/ぷっちヨ・渡辺佳奈(大阪)
音響:兼坂香弥(東京)/下田要(大阪)
宣伝美術:カトウリョウ
WEB:海里有香
制作:佐伯凛果/小林大陸(大阪)
制作協力:榎並夕起/樫村健人/倉垣まどか/koro/ナポ/山本佳耶
主催:アガリスクエンターテイメント
公演:サンモールスタジオ
協力:NPO法人S.A.I./@kyoto.lighting/劇団熊タオル
/コメディユニット磯川家/CoRich舞台芸術/新宿シアター・ミラクル
/ファルスシアター/4C/大阪市芸術活動進行助成金対象案件
撮影・編集:中川信夫/浜田裕道

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