縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

じゃがいもピノコ

2010-02-09 | ピノコ
去年、信濃のおば猫が持ってきてくれたじゃがいもに芽がでてきたので蒸かした。
2つはトマトスープの具に、3つはマスタードを添えてサラダに、2つを適度に切って
ピノコにあげた。ピノコはじゃがいもが好きである。まるまる一つ分をぺろりとたいらげ満足そうに
尻尾をちぎれるほどに振り回している。ボールにはまだ4つ残っているので明日明後日のピノ餌にしょう。
じゃがいもは縁起村の無人野菜販売所でも袋に5つくらい入っていて100円で売っている。
本当に安いよねえ。キズ人参なんか袋に7,8本くらいで100円、モチ買いましたとも。
庭でピノコがキャベツの芯をぼりぼり齧っている。耳が長かったらうさぎだ。でもうさぎはキャベツを
食べているところに近づいても歯を剥いて襲いかかってこない。
おいピノコ猫社長の家の仔になって何年経ってる?お前の餌なんか誰が盗るか、お前の餌を盗って
食べるくらいなら、ピノコ鍋の方取るよ。

玉川高島屋最上階のルーフギャラリーのショップでも販売中です。
横浜そごう6階ジャパンショップにお雛様が揃いました。

ピノコの胴巻き

2010-01-05 | ピノコ
100円ショップでアクリル毛糸を買った。ピノコの胴巻きを作るためだ。
棒針で筒を編み、途中前足を出すための穴を2つ作る。
ふた玉で完成した。実費200円。昔黄金の腕、幻の編み師と言われた、猫社長の人件費が50万円。
50万200円のピノコのセーターだ。仕上がりは……正直いうとかなり貧乏くさい。
今までに50枚くらいセーターやカーディガンを編んだというのに、しばらく毛糸に触らないと
腕も感性もセンスも鈍っていた。
じゃあ、時給700円てことにしておこう。感性までに正味4時間だから、3000円。
ピノコよ暖かいんとか何とか言ってミソ。

テリア気質

2009-04-26 | ピノコ
玄関のチャイムが鳴れば吠え続け、気に入らなければ飛びかかって噛みつく、寝ている以外はせわしなく
動き回る、まるでブンブン蜂のようなピノコ。先代のカブは人間には絶対服従で人様に刃を向けるなんて
ことはありえない気の良い犬だった。それに引き替えピノコはキレキレキャラの自己中放棄犬だ。
飼い犬に噛まれるなんてどこか別世界の話だと思っていた。こいつは狂犬だ、とんでもない犬を
もらっちゃったぜと悩んだ時期もあった
テリア気質、テリア種はこのように呼ばれている。本やネットで調べると、初めて犬を飼う人、小さな子供の
いる家庭では飼わない方がいいと出ていた。見た目のかわいさだけでペットショップで高額で買っても
テリア特有の気性の強さに音を上げて放棄する人が多いらしい。
ジャック・ラッセルテリアでも25パーセントは放棄されているんだって。
そういえば、ネットの里親募集に出ている。
ピノコはテリア中のテリアだ。クイーン・オブ・我が儘テリア。テリア気質で狩りの名人、
こちらも大和魂で一生涯とことん付き合うぜ。

ハンターピノコ

2009-04-24 | ピノコ
庭で遊んでいるはずのピノコの名を呼んだ。植え込みから姿を現したピノコは何かをくわえていた。
ぎゃー・・・・ネズミだあああああ。長ーいつるつる尻尾がピノコの口からはみ出している。
おええええ、早く口から離させないと、
猫社長の家は田舎の田園地帯ではない。れっきとした住宅街だ。なのに何でネズミがでるんだ。
それも毎年、猫社長の仕事場の縁の下にやってくる。ほんとに迷惑だ。
てことで、ネズミをくわえたピノコを追い回し、口から離したところを押さえつけ、
やっとこさネズミを埋葬できた。
ピノコ、さすがはフォックステリア、狐やネズミを仕留める殺しやだ。でもでも勘弁して。

梅を天まで飛ばしたら

2009-04-06 | ピノコ
ピノコが何か吐いてたよ、と婆猫が言ったので庭を覗いたらゲロの中に角砂糖くらいの2つの物体が
混ざっているのが見えた。梅の種だった。なぜ梅の種?猫社長は合点している。
猫社長は梅干し梅漬けの果肉を戴いた後その種を口から庭にプッと飛ばす趣味がある。どうやらピノコは
その種を飲み込んで、これまたどうしたわけか吐いてしまったらしい。
猫社長はいつか梅の種飛ばしの大会に出場したいと密かに考えている。最近は5メートルくらいは軽く
飛ばせるようになった。庭木に止まっているカラスに向かって飛ばして頭に当てたこともある。コントロールも
バッチリだ。昨日は空に向かって飛ばしたらどんどん上昇して、雲の間を抜けて見えなくなってしまった。
ピノコや梅の種はやめといたほうがいいぞ、とそっと頭をなでていたら、バリーンと硬くて高い音がした。
物置の屋根に何かが落ちたみたいだ。それが跳ね返って地面に落ちてきた。
梅の種だった。落ちた種はその場でぱっくり二つに割れて中に手紙が入っていた。
 天に唾をするってのは知っていたが梅を唾するのは初めてじゃ、だが梅の中の天神様はうまかったぞ、
 馳走であった。
いえいえこちらこそ、お粗末様でした。ところであんた誰?