縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

蠅男の未来予想図

2010-07-21 | Weblog
1958年制作のアメリカ映画、蠅男の恐怖をDVDで観た。
86年制作クローネンバークのザ・フライの元映画でセレブな天才科学者が瞬間移動装置を発明するが
自分を実験台にしたときに一匹の蠅が装置の中に紛れ込んでいたために顔が蠅の人間と蠅の頭が人間の
二つの物体に別れてしまい、そこから悲劇が始まるという物語だ。
映画の中で科学者のいかにも上流階級っぽい奥さんが義理兄に言うセリフが面白かった。
「すごい発明なの」
「薄型テレビでも発明したのかい?」
猫社長は薄型テレビで蠅男を観ていた。
「それとも机の上に乗るような小型のコンピューターとかテレビ電話、血液型以上に詳細な個体識別
ができる方法とかを発明したとかかい?」
「まあ薄型テレビなんて夢みたいなこと言って義理兄さんたら主人より想像力が逞しいのね。それは
アメリカ合衆国の大統領に黒人が選ばれることより難しいことよ」
なあんてその後こんなセリフが続いていたらこの映画の脚本家はすばらしく未来予測能力のある人だ。
PC、携帯電話、音楽配信、DNA、薄型3Dテレビ、電気自動車、オバマ大統領、
すべてあるあるみんないる。50年の月日は世界を変えた。
でも瞬間移動装置は未だに発明されていない。映画こそ夢を売る商売なんだ。


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