縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

試験官助手のバイト

2011-03-04 | Weblog
学生の頃試験官助手のバイトをしたことがあった。学科の場合は用紙を配るだけなので体は楽チン、
教科は外国語と現国の2科目だけなので早く終わる。ところが実技の試験日は大変だった。
美大だったので前日にイーゼルや椅子を運んだり長机を並べたりと肉体労働が夜遅くまで働いた。
実技の試験は午前三時間、昼休みの一時間、午後三時間と六時間で課題を仕上げる。
実技は三人一組で一部屋の監視をする。退屈で眠くて暖房が効いた部屋はこのうえなく穏やかだ。
先輩が「俺今から寝るから見回りが来たら起こしてね」と言って椅子に座ったまま本当に
眠ってしまった。軽くいびきもかいていた。
受験生は明日の芸術家をめざして真剣に黙々と描いているってのにあまりにゆるすぎる先輩を見て
どう思ったろう。
いまでも実技の試験はあるのだろうけど、実技ばかりはヤフー知恵袋も助けにはならないだろう。

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