ティーンルックはGSと共に

GSブームと共に創刊され、GSブームと共に去って行った女の子向け週刊誌ティーンルック。
猫社長はだいたい買っていた。GS関連の記事を読むことと、吉備聖子の漫画にはまっていたからだ。
かぼそい線で顔なんか目が点だったり、のっぺらぼうだったりして、なんとも不思議なタッチだった。
今までの少女漫画にはない新鮮さが猫社長を虜にした。吉備聖子はティーンルック廃刊と共に
いつのまにか消えてしまったけれど、彼女の残した功績は大きいと思う。へたうまタッチの
漫画なんかは吉備聖子の前にはなかったはずだ。
ティーンルックの後発でまねっこ週刊誌セブンティーンは今も存続しているみたいだけど、
猫社長の琴線にはまったく触れなかった。写真も内容もやぼやぼで問題外。
スクリーンもアンアンも後発が出るまでは我が道を行くでそれがよかったんだけど、二匹目ドジョウ
狙いのロードショー、大衆路線のノンノが出版されてから内容をガラっと変えている。
ティーンルックのようにいさぎよくさよならしたらかっこよかったのに。
悪誌は良誌を駆逐する。