カーナビ、感ナビ

長野の山深い僻地から山嵐ちゃんが車に乗って遊びに来た。カーナビが調子悪くて迷ってしまい、
途中から動物的本能を駆使して感ナビで到着したずらとホッとしていた。
猫社長の家でちょっと休憩した後、隣の隣の町向こうにあるららぽーと横浜観光をすることにした。
しかし場所がわからんかった。
アバウトでもないよりましかってことでとりあえずカーナビにららぽーと検索を入れた。
「おいおい、カーナビの画面に出発点の縁起村すらでてないよ」
　それどころか縁起村の一般道を走っているはずの山嵐ちゃんの車はカーナビ上ではなんと高速道路を
ひた走っていた。車は高速を北へ北へと北上している。いったいどこへ誘うつもりなんだろう。
突然富良野が登場した。風のガーデンの富良野、北海道まで飛んできてしまったってことか。
「猫社長、ガブさんがいるずら」山嵐ちゃんがすっとぼけたことを言った。
そんなはずあるわけないだろ、ガブさんは最終回で死んだんだから。
「だって、あそこに立っているずらよ」
本当だ、白いシャツのガブさんが欅の下にたたずんでいた。いや彼は中井貴一だ。
たしかこの景色には見覚えがある。隣村のTBSの緑山スタジオだ。中井貴一はスタジオの玄関で
タクシーを待っていたのだ。俳優は死んでも何度でも甦る。
故障したカーナビは屁の突っ張りにもならない、仕方がないので２０年前の道路地図を広げ
感ナビで再びららぽーとを目指すことにした。
狭い日本、そのうち着くずら今年中。

横浜そごう６階ジャパンショップに干支が並びました。
日本橋丸善B1文具売り場にて展示会絶賛開催中
木と染と織りと磁器　ＮＵＫＵＮＵＫＵ展
　期間　１２月１８日（木）～１２月２３日（火）
　場所　生き街工房α　（足利市通２丁目　いぶきビル１Ｆ）
　時間　正午～５時
　問い合わせ先　商工観光課　０２８４－２０－２１５９
　　　　　　　　風の谷（谷中）０２８３－６６－２１４０

猟奇と狂気

猟奇じゃ。
三重・松阪市のショッピングセンターの水道タンクから死後１カ月近くたった男性の死体が見つかり、
地元は大騒ぎ。
この事件から数週間たった今でも猫社長は胸騒ぎ。以前から給水タンクの奴を信用していなかった。
猫やねずみ、カラスの死骸がしょっちゅう見つかると聞いていたからだ。ついに人間の死体もお出ましに
なった。
CSIでシャワーを浴びていたマンションの住人に降り注ぐ真っ赤な水しぶき、給水タンクには、殺害された
死体が浮いていた。そんな設定があった。CSIの場合は大量出血していたのですぐに事件が発覚したのだった。
だか日本の場合は違う。一ヶ月だよ、一ヶ月。もしかしたら数ヶ月だったかもしれない。
タンクを突き破った体は最初は水の底に静かに沈む。やがて水分をたっぷり吸収した土左衛門になり
ぽっかりと浮かぶ。死体は徐々に腐敗を始めた。タンクの水はいつも大量に循環している。
彼の体は分解分裂をしながらタンパク質、アミノ酸、カリウム、マグネシウム、カルシウム等となり
少しずつ水道水に溶けこんだ。レストランのスープはコクのあるいい味になった。
ぎゃー、狂気じゃ。
自分で書いていて気持ち悪くなってきた。食事中の方がいたらごめんなさい。

横浜そごう６階ジャパンショップに干支が並びました。
日本橋丸善B1文具売り場にて展示会絶賛開催中
木と染と織りと磁器　ＮＵＫＵＮＵＫＵ展
　期間　１２月１８日（木）～１２月２３日（火）
　場所　生き街工房α　（足利市通２丁目　いぶきビル１Ｆ）
　時間　正午～５時
　問い合わせ先　商工観光課　０２８４－２０－２１５９
　　　　　　　　風の谷（谷中）０２８３－６６－２１４０

三つ葉葵ちゃん

円高還元セール、１４万８千円のコートが１２万円也。だからなんだってんだ。うーむ、それでも買えんぞ。
猫社長が子供の頃は女の子はほとんど子で終わった。あん子、きな子、ドロン子、ぺちゃん子。
それが今では葵ちゃんが一番なんだって、葵なんて昔なら恐れ多くて敬遠されていそうな名前だ。
一頃、石を投げると社長に当たるなんて言葉があった。さしずめ今のご時世なら石を１００コ投げれば
葵、さくら、優奈ちゃんの誰かに当たるし、男の子なら大翔、連、大輝、翔太に当たるってことだ。
もちろん実際には投げませんとも。
三つ葉さんて名字がいたらぜひお子様には葵ちゃんとつけてほしいと猫社長は願っている。
幼稚園でも小学校でも三つ葉葵ちゃんが現れるところ、土下座の嵐、見たい。
横浜そごう６階ジャパンショップに干支が並びました。

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　期間　１２月１８日（木）～１２月２３日（火）
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　時間　正午～５時
　問い合わせ先　商工観光課　０２８４－２０－２１５９
　　　　　　　　風の谷（谷中）０２８３－６６－２１４０

あってへそ曲がり７癖

身元不明の女性の死体を散歩中の人が発見。場所は満腹町の公園の茂みの中、年齢は３０才から
５０才位の中肉中背。死体には首を絞められた後があり警察では殺人事件として捜査を開始しました。
なんてニュースが流れると、なぜか、「あっ、私かもしれない」と独り言を言ってしまう猫社長は
何者だ。前を歩いている友だちが躓いてつんのめると、自分のせいでもないのに「ああ、ごめーん」
といってしまいそうになるのは何故だ。電車に乗って東京へ出ようとしたら事故で不通、そんなとき
電柱に向かって「お前のせいだ、悪いのはお前だ」しかめっ面をしてしまう。そんなくせとおさらばしたい。
みぞうゆうのリストラの嵐、テレビのコメンテーターたちはわざとらしくしかめっ面をして
さも同情した風を装っている。でもどうみたって他人事。その心は
私は客観的に自分を観られるんだよ。あなた達派遣やワーキングプアーとは違うんです。

横浜そごう６階ジャパンショップに干支が並びました。
日本橋丸善B1文具売り場にて展示会絶賛開催中
木と染と織りと磁器　ＮＵＫＵＮＵＫＵ展
　期間　１２月１８日（木）～１２月２３日（火）
　場所　生き街工房α　（足利市通２丁目　いぶきビル１Ｆ）
　時間　正午～５時
　問い合わせ先　商工観光課　０２８４－２０－２１５９
　　　　　　　　風の谷（谷中）０２８３－６６－２１４０

破賀鬼のノルマ

師走でごわす。１１月から縁起村のあちこちで職員やパートのおばさんらしき人が声を張りあげて
来年の年賀状を売っている。駅構内の寒い中でもダウンジャケットを着込んで一生懸命だ。
郵便職員のスカンクちゃんは今年も年賀状のノルマに頭を抱えていた。結構厳しいノルマらしい。
「猫社長ちゃん何枚でもいいから買ってよ」
「ごめん、猫社長はいつも印刷屋でポストカードとして作るから郵便賀状は必要ないんだよ」
干支のポストカードは今年は５００枚刷った。賀状の分以外は各展示会で販売したり、おまけにしたり
して使う。でも賀状には年賀切手を貼るので郵便局には貢献しているはずだ。
ハガキ同様切手販売にも力を注げばいいのに、駅の販売所にはハガキだけで切手はなかった。
上層部の人はこのことに気づいているのだろうか。売り上げ重視なら切手でもハガキでも同じじゃろ。
笑う牛、困った牛、アロハの牛、口の曲がったひょっとこ太郎牛。いろんなデザインの牛の年賀切手を作ったらいい線
行くと思うのだ。
スカンクちゃんは去年自腹を切った。その自腹の中に一等があったそうだ。スカンクちゃんはその
景品をリサイクルショップに売って自腹の足しにしたそうだ。それでも結局は赤字だった。
さすがのスカンクちゃんでも屁の突っ張りにはならなかったみたいだ。

横浜そごう６階ジャパンショップに干支が並びました。
日本橋丸善B1にて展示会絶賛開催中