縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

完全閉店

2010-09-20 | Weblog
縁起村にあるジーンズショップは3ヶ月前から完全閉店のポスターを窓に貼りまくっている。
このジーンズショップの前を通るといつも閉店セールのポスターやポップが貼ってあった。
野球の場合完全試合は塁にださないで勝利すること。ノーヒットノーランは四球とかで塁にだしても
ヒットさえ打たせなければいい。
つまり今までのジーンズショップの閉店セールはノーヒットノーランで
四球・死球・失策・ 野手選択・振り逃げ、気まぐれ閉店、リニューアル新規開店、ゾンビ復活
なんでもかんでもありだったわけだ。
こんどこそ完全閉店、ほんとに本当に閉店する気なのだろう。でもいつ閉店かがでていない。
半年後かもしれないし、3年後かもしれない。
今日は敬老の日、日本最高齢は113才。
高齢の動物に対して人間なら90才のお婆ちゃんラクダとかいう言い回しを使うけど、
これは動物園とか人間の家で飼育されている動物だけに当てはまる。
自然界の野性の世界で暮らしている動物たちは衰えイコール死だ。
自然の世界はきびしいのだ。今年の暑さもきびしかったぞ。

デジタルとアナログのタイムラグ

2010-09-17 | Weblog
今日、一羽のスズメにも会えなかった。いったいどこへ行ったんだ。君らも夏ばてかい?
デジタルテレビはアナログより3秒ばかり遅れる。タイムラグってやつだ。
ラジオを聞きながらパソコンでラジコを聞いみたら。気分が悪くなってすぐやめた。
静かな湖畔の、静かな湖畔の、静かではない。街のどんな騒音よりも脳や神経に障る。
頭がすごく疲れる、不快、不愉快、奇々怪々。
まだ試したことがない人々よ、ぜひトライしてみそ。
これは拷問に使えそうだ。

民主代表アカデミー賞

2010-09-15 | Weblog
民主党の代表選をアカデミー賞になぞらえてみた。
プレゼンター登場。
「いよいよこの日がやってきました。今年の主演男優賞は今までにない二人の有力者によるガチンコ決戦です
まず一人目の候補者はpolitics and  money の イチロウ・オザワ。イチロウは悪役を演じさせたらハリウッドで右にでる者はいないと
言われてるね。さて二人目の候補者は三ヶ月目の男のnaoto・khanです。彼はまだ未知数の役者だ。
さて勝利の女神はどちらに微笑むのでしょう。僕もドキドキだよ」
プレゼンターが封筒の中から用紙を取り出し、おおっと意味ありげな顔をして読み上げた。
「naoto・khan、三ヶ月の男。おめでとうnaoto。君の時代はもう少し続くみたいだね。ヒュー」
壇上にあがり渡されたオスカー象を高々とあげるnaoto。それを笑顔で見送る敗者のイチロウ。
「これまで一緒に戦ってくれた監督、スタッフ、みんなに感謝します。thank you。やったぜ。
それから僕をずっと支えてくれた妻のnobuko、まだまだ官邸に残れそうだから借家から秋と冬物の服を持ってきていいよ」
naotoの次回作は 愛と憎しみのねじれ だそうだ。

落下、階段落ち

2010-09-13 | Weblog
クレージーキャッツのメンバーの中で猫社長は谷啓さんが一番好きだった。谷さんはとてもシャイな
人だったらしい。美の壺では温かそうな人柄が映像に滲み出ていた。合唱
就寝中、階段から足を踏み外したり、マンホールに落ちそうになってビクッ、ガッチョーン、と
目が醒める時がある。この手の落下する夢は誰でも見るそうだ。
夢の中でならハッと目が醒めてああ、びっくりしたな、もーで済む。
ピノコと夕方の散歩をした。よそ見をして歩いていたら、10センチ位の段差に気が付かず踏み外した。
当然あるはずと思っていた地面がないことで夢と同じ落下する感覚に襲われた。
猫社長の片足は一瞬宙を泳いだ。夢ならそこでハッとして終わるのだけど、現実は体が前につんのめって、
足と腰にすごい負荷が掛かり、痛たたたってことになった。
やはり現実はきびしいのだ。
真っ暗闇の中で階段を下りていたらまだもう一段あって2段落ち。手すりに捕まっていて助かったと
いう経験が猫社長は何度もある。電気付けろ。

しろ子ちゃんの秘密

2010-09-11 | 干支
しろ子ちゃんはおしゃれさんだ。ファッションは季節を先取がモットー。
まだまだ猛残暑の中、待ち合わせの金運駅でしろ子ちゃんを待っていると黒いニットにカーキ色の
スエードのスカート、茶のロングブーツでバリッと決めたしろ子ちゃんがにこやかに現れた。
猫社長といえばノースリーブの綿シャツから太い二の腕を恥ずかしげもなく曝し素足にサンダル。
おしゃれより快適を求めるいでたちだ。
「しろ子ちゃん、いくら伊達の厚着と言っても今年は異常な暑さだし、辛くない?」
「暑い、暑い、だから早く涼しいところに入ろう」としろ子ちゃんはデパートの入り口に向かって
どんどん歩き出した。猫社長もあわてて後を追った。
ピチャピチャ、しろ子ちゃんの足が短くなってだんだん小さくなっていくのがわかった。
しろ子ちゃんが溶けている。
しろ子ちゃんの溶けた足がブーツの中を水浸しにしてパチャパチャとあふれ出している。
歩道に点々と水を撒いたような後が続いていた。
「秋の来るのが遅すぎるのよ」怒りながら振り向いたしろ子ちゃんの顔は化粧が流れてとろけた
ソフトクリームみたいだった。
「猫社長、ごめーん、今日のランチはお預けにしてちょうだい。この埋め合わせは木枯らしが吹く頃に
ちゃんとするからね」
3分もしないうちに大きな水たまりを残してしろ子ちゃんは消えた。
しろ子ちゃんは雪女だった。科学の発達で雪の精でも多少の暑さなら溶けないようになってきた。
とは言ってもやはり今年の暑さは格別だったらしい。
いやほんとに暑かった。去年の今頃はしろ子ちゃんは暑いの、汗が止まらないのと文句は言っても
溶けて無くなることはなかった。
でも結構いるんだよね。しろ子ちゃん以外の伊達の厚着の女達。
彼女たちは負けない溶けない。だからすごい。