縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

稲科、いねーか

2013-06-15 | Weblog
杉と檜の花粉が下火になって一息ついたのもつかの間、
5月の中旬から再びくしゃみが断続して止まらない日々が続いた。
稲科の植物によるアレルギーみたいだ。
ひょろひょろと長い茎が天に向かって伸びて貧乏くさい冴えない
花を咲かせている雑草が稲科の植物だ。
稲科の植物はそこいら中に生えている。
コバンソウは小判のような種子がぶどうのようにぶら下がって
いかにも縁起がよさそうな外見をしている。
でもじーっと見ていると昆虫のお腹のようでもある。
コバンソウを庭に生やそうかと考えたことがあるけど
移植しないでよかった。
しっかし、アレルギーのない月って何月よ。
猫社長の場合11,12,1月。たまらん。







小鳥が巣箱を使ってくれた

2013-06-11 | 動物
北側のトイレの格子にきれいな巣箱を設置したのが3ヶ月前、
ちょっと低すぎかも、もっと高いところに設置しようかなと
梯子をかけて紐をはずしてからちょいと中を覗いたら
うわわわ、いる~~~、巣箱の中に小さな卵が4つと四十雀の親がフリーズして固まっておったのじゃ。
こんちは、
気配がまるで感じられなかったので誰もいないと思ってた。
驚いて危うく鳥小屋を落っことすところだった。、
猫社長あわてて紐をかけて元に戻したが、四十雀が巣箱を放棄しないかと心配だ。

それでもしや、もしや何となく予感がしたので2階の雨戸入れの上に設置した猫社長手作り巣箱を偵察した。
手作り巣箱を掛けたのは5,6年前のこと、木の箱に穴を開けて
蓋を被せただけの貧乏くさい代物だ。今年まで鳥が入ったことはなかったのですっかり忘れていた。
が、ところがだ、ボロボロの巣箱に枯れ草が詰まっているではないか。
そういえば、早朝にガサガサ、ピヨピヨと聞こえていたような気がする。
こちらのボロ小屋はたぶん雀だ。
待てば小鳥の日よりあり。小鳥の世界も住宅事情が悪化している。




精彩のないつくるくん

2013-06-09 | Weblog
村上春樹の小説を読んでいる時幸せで穏やかな気持ちになる。
特にファンタジー色の強い小説は
ほんわりとした温泉に浸かっているみたいな気分で実に猫社長の好みだ。
小説の終盤にさしかかってくると楽しい旅行の最終日みたいな
ああもう終わっちゃうのかと名残惜しく寂しくなる。

新作のつくるくんはにはファンタジー色はない、
それでもすごく期待して読みはじめた、が
つくるくんは今までのようにページがルンルンと進まなかった。
真骨頂の比喩もちょっと強引な感じがあった。
今回は残念、次の新作に期待。
村上春樹は自身の小説の映像化をめったに許可しない。
でももし映画になったとしたらつくるくん役は西島秀俊か井浦 新かなあ
なんて勝手にキャスティング。