人生は邂逅なり

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★歳旦祭(さいたんさい)

2018年01月02日 | 日記

つたないブログへおいでの皆様あけましておめでとうございます。


昨日の元旦は地域の役員(評議員)を仰せつかっていますので、私の地域の十六天神社(じろくてんじんじゃ)で
歳旦祭(さいたんさい)があり出席しました。なお、 この「十六天神社」は「地禄天神」とも考えられ、産土神
(うぶすながみ)でここの土地の守護神で生活・産業などを守ってくださる神様だそうです。お宮正面の額には
「天満宮」とありますが、菅原神は天神信仰が広まった後の合祀ではないかといわれています。


お宮の中には江戸時代からたくさんの絵馬が奉納されていますが、絵馬の中でも大好きな絵馬を撮らせていただき
ました。安政4年祈願とありますから1857年10月の160年前奉納されたもので、どのくらい前かといえば、昨年のNHK
大河ドラマの井伊直虎子孫の彦根藩主・井伊直弼が安政5年大老となり安政の大獄が始まり、楽しみにしている今
年の大河ドラマ西郷隆盛でいえば同年薩摩藩の第11代藩主・島津氏第28代当主の斉彬公が急逝した年です。


この十六天神社の祭祀(さいし)は年間に7回ほど執り行われていまが、この年間祭祀(さいし)を整理してみます。
雑学的なものとしてご理解ください。

1月1日  歳旦祭: 地域の繁栄と農作物の豊作を祈願する祭祀(さいし)
4月   祈年祭(きねんさい): 秋の新嘗祭と対をなすもので一年の豊穣を祈る
7月   夏祭(り): 疫病・災厄などをはらう祈り、鹿児島の六月灯(ろくがつどう)青森ねぶた祭、京都祇園祭等
9月   風止祈願祭: 台風の大風を防ぎ、五穀豊穣を祈願する
10月   大注連降し(おおじめおろし): 大注連縄や神域に張り巡らせる注連縄を宮座で作り替えて奉納
10月   例祭: その神社で定められた日に行われる最も重要な祭祀の事で、天下泰平、五穀豊穣、万民の平安を祈る
11月   新嘗祭: 一般的には秋祭りといい、その年に取れた新しい穀物を供え神に感謝する祭祀

以上ですが、神社の規模などにより、式年祭・鎮座祭・遷座祭・合祀祭・分祀祭・元始祭・紀元祭・神嘗祭当日祭・
明治祭・天長祭・月次祭・除夜祭・日供祭などもあるようです。祭祀(さいし)の式次第は毎回次の通りです。

開式の辞: 祭典を始める旨告げる
修祓(しゅばつ): 宮司が神前に於て祓詞(はらいことば)を奏上し、大麻(おおぬさ)で祓い清める
献饌(けんせん): 神前にお供え物(基本のお供え物は米・塩・水だそうですが、季節の新鮮な物)をする儀式
祝詞奏上(のりとそうじょう): 宮司が祝詞を奏上
玉串奉奠(たまぐしほうてん): 宮司・区長・氏子総代と参列者の順に、玉串に自分の心をのせ神にささげる
撤饌(てっせん): お供え物を下げる儀式
祭典終了: 祭典を終わりを告げる
直会(なおらい): 神前に供えた御饌御酒(みけみき)を宮司をはじめ参列者の方々で戴く

大きな神社などの式次第はわかりませんが、一拝(いっぱい)・拝殿(はいでん)のあるところでは開扉(かいひ)
・閉扉(へいひ)などがあるようです。


お詣りの際は、過去・現在・未来で私とご縁の皆様にとって「これまで以上に幸あれ」と心からお祈りしました。