人生は邂逅なり

新たな出会いを求めて

★2019年04月の探鳥会

2019年04月12日 | 野鳥

いま二丈の田んぼは麦の穂も大きくなり、たくさんのヒバリたちが子育ての真っ最中です。

田んぼの中にはレンゲ畑もあります。あの頃のように寝っ転がって匂いを楽しみたいのですが、嗅覚は年齢を経ると衰えてしまうそうです。しかし、その分匂いの記憶の蓄積は増え、若い頃よりも香りを楽しめるそうです。

2月と3月は寒波と小雨で探鳥会はお休みしていたのですが、4月は選挙終わりの翌日7日探鳥会に出かけてきました。

春うららに40名近い方が参加しています。

同郷(南さつま市出身)の先輩、神園さんの挨拶です。長い間の探鳥会リーダを交代するそうです。時期や気象などから、どこにどんな鳥がいるのか長い経験から分かっているようで、的確な導き手の役に徹してくれています。長い間大変ご苦労様でした。

カワウたちに囲まれていますが、めっきり少なくなった鴨たちは、繁殖のための北帰行の体力温存でしょうか。

ヒドリガモの交雑個体を観察しています。図鑑を拡げて判別個所を確認していますが、まだまだ経験不足のわたしにはわかるはずもありません。

堤防のわきには、若葉が赤く葉が柏に似ていることから命名された「アカメガシワ」が、ひっそりと育っています。ネットのうんちくですが、この「アカメガシワ」は樹皮、葉、葉柄、茎は消炎鎮痛薬として応用され、胃・十二指腸潰瘍、胃酸過多症や胆石症の他、外用にも使用されるそうです。胃がんに効くとの話もあるようです。小さいころはこの若葉を取り、松の新芽から出る松脂を葉に塗り、手の甲に押し付けると、葉の表面の赤っぽい毛で覆われているものがシールみたいに浮き上がります。

観察会のメイン会場ですが、大潮前日で満潮の潮止まりでしょうか。干潟ならシギやチドリも観察できたのですが・・・・多くのカモは北へ帰っていてすこし残念です。

世界的な絶滅危惧種で大変貴重な「クロツラヘラサギ」は大陸へ渡ったのでしょうか。いつもはたくさん見られるのに、ダイサギとコサギ・アオサギです。

「ピューピュー」と鳴く声に、大ベテランの森さんに尋ねると「ヒドリガモですね。」。そういえば去年もお聞きしたのを思い出します。

子供たちは春休みのため、子供たちと一緒で楽しい探鳥会でした。日本に渡来するシギ類の最大種で長い嘴が特徴で下方に湾曲しているホウロクシギや、3種類のツバメ・イワツバメ・コシアカツバメも観察できました。

全部で57種類が観察できたとのことですが、1年前のわたしより少しは皆さんの知識に近づいているように感じます。が・・・・去年聞いたヒドリガモの鳴き声を忘れているようではまだまだ遠いベテランの方たちです。

昨日二丈の田んぼに現れた眼光鋭い「ノスリ」を紹介します。さほど珍しくはない猛禽類だそうですが、私のコンパクトカメラでも写せる距離を許してくれました。

れんげんはたけに ねっころんと そらんあおさと たんぼとれんげんにおい むかいのこっじやった

レンゲ畑に 寝転ろんだら 空の青さと 田んぼと蓮華の匂い 昔のことでした


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