仙台市歴史民俗資料館で、11月23日から特別展「仙台駄菓子と石橋屋」が開催されています ちょうど月刊誌「りらく」1月号で仙台駄菓子の特集が組まれています、グッドタイミングということで、昨年暮れに榴ヶ岡にやってきました、新春にはちょうどいい話題ですね
年末の平日というので、ほとんど人はいません、ゆっくり見学できました
一昨年舟丁の「石橋屋」が閉店すると聞き、大変ショックでしたが、今回の展示では、石橋屋二代目の石橋幸作氏がいずれ消えゆくかもしれない駄菓子を少しでも記録に残そうと、孤軍奮闘、情熱をもって収集した出版物、画集、試作品イラスト、絵、粘土細工などが展示されいます
展示されている製品・試作品イラストなどは、色使いやデザインなど現代にも通じるものでついつい引きこまれてしまいます
石橋幸作氏は、50年近く前に亡くなられていますが、駄菓子にかけるその情熱が、ビシビシ伝わってきます
かつての職人や行商人を粘土細工で再現、ほんとに貴重な資料で、よくまた出来ています
”仙台門松”の先が、特別展示コーナーです
写真とか現物がない中、模型にして残すというアイディアがすばらしい
街角の街角のある駄菓子屋の様子
出版物もいろいろ、ほぼ自費出版でしょうか
このイラスト集がなんとも言えずすばらしい、複製本がでたら是非購入したい位です
解体前の店舗の様子です
包み紙、菓子袋ひとつひとつにデザイン性が発揮されています
自ら吹き飴売りの姿を再現する石橋幸作氏の写真です
やがて消えゆくだろう駄菓子の世界をなんとか後世に伝えたい思いが伝わってきます
菓子作り、ものづくりに懸ける情熱とその行動力にはほんとに頭が下がります
機会があれば、再度じっくり見学してみたい特別展「仙台駄菓子と石橋屋」でした
仙台市歴史民俗資料館
特別展「仙台駄菓子と石橋屋」 2025年4月13日まで
※今、仙台では餅や団子に人気沸騰中ですが、いずれ仙台駄菓子にも視線がゆくのも時間の問題、近々「熊谷屋」さん、「日立家」さんをのぞいてみようかと思います