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日本人として日々の暮らしの中で思うこと、知りたかったこと

スペイン王室の現在①

2020-09-27 07:30:38 | ヨーロッパ
今年の8月3日スペインの前国王フアン・カルロス1世(82)亡命のニュースが報じられた。 事実上の「亡命」は、2014年に退位した前国王ファン・カルロス氏が、息子のフェリペ6世現国王(52歳)に宛てた書簡を、スペイン王室が発表したことにより発覚したそうだ。前国王は「スペイン国外移住という熟慮の上での決意を、国王のあなたに伝える」という手紙だったそうだ。翌朝にはスペインでは全国の新聞が一面で大々的にこ . . . 本文を読む

イタリアに次いでフランスでも感染が拡大~EU圏内感染拡大化か

2020-03-07 11:51:29 | ヨーロッパ
■3月6日現在仏国内の感染者は423人に、死者は7人に拡大3月6日現在、フランス国内の1日に増加した感染者の人数としてはこれまでで最多の新規感染者138人を加え、仏国内の感染者は計423人となり、死者は7人となったそうだ。また3月6日現在、イタリア国内の感染者3858人、死者148人 (7日現在197人)と報じられている。仏国内の数字だけでもクルーズ船を除けば日本の数字302人、死者6人 . . . 本文を読む

英国のEU離脱の行方

2019-12-13 14:30:54 | ヨーロッパ
3年前の2016年の6月23日に当時のキャメロン首相のときに英国では「国民投票」でBrexit(ブレグジット=英国がEUを離脱すること) の可否が諮られて、離脱が52%の賛成を得て可決していたはずで、EU残留を強く呼びかけていたキャメロン首相ほこの結果を受けて7月に退陣したのだった。■英国の迷走あれから3年半、本当に何をもたもたやっていたのか、恐らくEU離脱の英国側のデメリットや、「EUから離脱し . . . 本文を読む

チャーチル~自国のためにマキャベリズムを貫いた指導者は”歴史上最も尊敬される英国人”

2019-08-25 01:42:54 | ヨーロッパ
一国のリーダーは「冷厳な世界観」をもち、知的で謀略に長け、内外の人心を屈服させ得る毅然とした人物でなければならない。例に挙げると、ウィンストン・チャーチルのような人物であろうか。チャーチルは元々王立陸軍士官学校を出た軍人で、英領インド帝国でパシュトゥーン人反乱鎮圧戦、スーダン侵攻、第二次ボーア戦争に従軍。25歳の時に政治家となり、「自由貿易主義者」として自由党政権発足時に、「植民地省政務次官」とし . . . 本文を読む

英国が女系を容認した歴史的背景③~ジョン・オブ・ゴーント(ランカスター公)の子孫サマセット家とは

2019-07-28 03:45:37 | ヨーロッパ
チューダー朝の女王であるエリザベス1世(男系女子)には子がなく「チューダー朝」の最後の国王で、次の「ハノーヴァー朝」(イングランド)と「スチュアート朝」(スコットランド)の始祖となったジェームズ1世は「チューダー朝」からみて母系男子の人物。これにより、ジョン・オブ・ゴーントを起点とするランカスター家は男系男子が途絶えたかのような印象であるが、実はそうではなかった。「リチャード3世」のY染色体と比較 . . . 本文を読む

英国が女系の国王を容認した歴史的背景②~リチャード3世のDNAからわかった不都合な真実

2019-07-27 14:36:42 | ヨーロッパ
まず、どのようにして遺骨が「リチャード3世」と特定されたかをみてみることに。リチャード3世の妻アン・ネヴィルとの間に出来た子エドワードは、父の死の前年に当たる1484年に早逝している。側室との間に出来た庶子、ジョン・オブ・グロースターはばら戦争の終結後、ヘンリー7世に処刑されて世を去っている。もう一人の庶子、カテリン・プランタジネットは結婚後すぐ死亡しており、リチャード3世の系譜はここで完全に絶た . . . 本文を読む

英国が女系の国王を容認した歴史的背景①~ハノーヴァー朝は母系の国王で始まった

2019-07-27 12:12:11 | ヨーロッパ
英国の君主はご存知の通り、エリザベス女王陛下(エリザベス2世陛下 Queen Elizabeth II)次の国王はエリザベス女王の長子のチャールズ皇太子か、長子の家の長子(孫)のウィリアム王子でしょうから、日本の皇室と違い女系での王位継承もありということですね。しかしこれは「男女平等」などの観点で女王の君臨を認めた結果として、女系になったのではなく、歴史的な権力闘争の結果や前の王朝との繋がり(前の . . . 本文を読む

英国と米国におけるゼノフォビア(外国人嫌悪)による「自国ファースト」主義

2019-03-18 22:07:59 | ヨーロッパ
2018/8/26(日) 午後 9:09 日本では、「ヘイトスピーチ対策法(28年6月施行)」が2年前に出来たのだが、ヘイトスピーチの延長線上にあって違法性をもつもの、例えば「外国人であるというだけで相手に対して無差別的に身体的心理的危害を加える」などに対して処罰することが当然であることはいうまでもない。普通に傷害罪であるし、従来からある威力業務妨害なども加わるのかもしれない。 しかし、公私 . . . 本文を読む

フォークランド紛争と竹島問題の比較=英と日本の比較③

2019-03-06 18:16:05 | ヨーロッパ
2018年2月15日ヤフーブログに投稿した記事より フォークランド紛争と竹島問題の比較は現在のイギリスと日本の安全保障の比較のモデルケースであると同時に、両国の為政者(ノットイコール、エリート)の比較でもある。 イギリスという国はローマカトリック教会の秩序の中にいないイギリス国教会の長でもある「女王」が君臨している国、殆んどの戦争で勝利者側にいた国、スペインのように、7つの海を征服した後で普通 . . . 本文を読む

フォークランド紛争(英)と竹島問題(日本)の比較②

2019-03-06 18:10:58 | ヨーロッパ
2018年2月15日ヤフーブログに投稿した記事より イギリスにとってフォークランド諸島とはどんな意味があったのか歴史的背景についてみてみると、(以下WIKIより抜粋) (島の発見) 最初に発見したのはフエゴ島の先住民ヤーガン族ともいわれ、ヨーロッパ人による発見は1520年のポルトガルのマザラン船団とされる。つまり英より先にポルトガル船が発見していたが、関心なく、命名なし。1592年に英の探検家 . . . 本文を読む

フォークランド紛争(英)と竹島問題(日本)の比較①

2019-03-06 18:06:21 | ヨーロッパ
2018年2月14日ヤフーブログに投稿した記事より 今から36年前の1982年、イギリスが「鉄の女」サッチャー首相の時代に、大西洋フォークランド諸島の領有をめぐりアルゼンチンとの間で3か月間の戦争を繰り広げた「フォークランド紛争」(英名Falk land War/Conflict/Crisis)という西側諸国の近代化された軍隊同士の初めての戦争があった。 竹島問題の解決は全く糸口が見えないが、 . . . 本文を読む