厚労省が4日に発表した2025年1月の一般職業紹介状況によると、有効求人倍率(季節調整値)は1.26倍となり、前月を0.01ポイント上回った。また、正社員の有効求人倍率(季節調整値)は1.03倍で、前月と同水準だった。有効求人(季節調整値)は前月比0.2%増加した一方で、有効求職者は0.3%減少している。しかし、新規求人(原数値)は前年同月比で0.4%減少し、雇用の先行きにやや慎重な姿勢がみられる。
産業別にみると、サービス業、学術研究・専門・技術サービス業、情報通信業では新規求人が増加しており、特にサービス業は前年比5.0%増加した。一方で、教育・学習支援業、生活関連サービス業・娯楽業、運輸業・郵便業では新規求人が減少しており、運輸業では前年比3.3%の減少となった。特に、臨時・季節雇用の減少幅が7.9%と大きく、燃料費の高騰や物流業界の負担増が求人減少の要因となっている可能性がある。
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求人倍率は微増も 新規求人は0.4%減少 産業別で明暗分かれる
2025年1月の有効求人倍率は1.26倍となり、前月をわずかに上回ったものの、新規求人は前年同月比で0.4%減少。製造業や建設業、運輸業では原材料価格や燃料費の高騰による影響で新規求人が抑制される傾向が続いている。
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