23年6月、上海で開かれたAI展示会でグーグル出店ブースに集まる人(Photo by WANG ZHAO/AFP via Getty Images)
米グーグルの人工知能(AI)アシスタント「Gemini(ジェミニ)」中国語版が、中国の人権問題や市民の抗議デモに関する質問には沈黙を貫く一方で、中国共産党のプロパガンダをなぞるような回答が示されたことが分かった。
グーグルは昨年末、40以上の言語に対応する大規模言語モデル、ジェミニを発表したが、中国では使用がブロックされている。同社は2010年、検閲要求をめぐる対立から中国市場から撤退していた。
大紀元記者は16日までにジェミニ中国語版を試し、中国共産党の習近平、法輪功、台湾、ウイグル、香港についての説明を要求した。ジェミニは「私はその課題について学習中だ。そのかわりグーグルで検索することができる」と明確な回答を避けた。
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