今年も建国記念日(10月1日)を控えるなか、北京当局は恒例の「陳情民の排除」に躍起になっている。イメージ画像。北京の国家陳情局前に止まるパトカー。(SNS投稿動画よりスクリーンショット)
毎回のことだが、中国の北京で重要会議や特別な行事がある場合、これに合わせて、地方政府から受けた不当な扱いや地方官僚の不正などを中央に直訴するため、全国各地からの陳情者が北京に殺到する。
陳情は、中国でも合法的な国民の権利である。しかし、地方政府としては、不正の実態を中央に知られることを何としても避けたい。そこで、地方からやってくる陳情者を阻止するため、北京と地方の公安当局が結託して、その排除に努めている。
今年も中国共産党にとっての建国記念日(10月1日)が近づいている。その敏感な日を控えるなか、北京では恒例の「陳情民の排除」が盛んに行われている。
- 地方当局と結託した北京警察
- 深夜に宿泊ホテルを「急襲」
- 陳情されて「失点」を恐れる地方政府
- 「国の慶事の日」ではない
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