太宗のその言葉を受けて、側近の魏徴(ぎちょう)が、太宗にこう申し上げた。
「陛下。昔の人は、国の初めはおよそ善政をなすものであるが、それを持続して最後まで全うできるものは少ない、と言っております」。
「どうぞ陛下が、ただいま申されました通り、常に謙虚にふるまい、ご自身を戒めて善政に努められましたならば、わが大唐帝国は永久に堅固で、決して傾くことはないと臣(しん)は信じております」。
「古(いにしえ)の帝王である堯(ぎょう)や舜(しゅん)の御代が、あれほど天下太平であったのは、まさしくこの法を用いたからでございます」。
ここに現れた魏徴(580~643)という人物を、ご記憶にとどめておいてください。
魏徴は、諫義大夫(かんぎたいふ)という「皇帝に対し諫言する役目」です。
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