10月31日、河南省周口市で起きた薬材畑での集団略奪。付近の村民が群がり、畑で栽培していた漢方薬の薬材を奪い去った。(SNS投稿動画よりスクリーンショット)
他人の畑の作物を、大勢の村人が集団略奪した。
これは単なる窃盗ではない。農業という万古からの営みのなかで、まじめに働き、誠実に生きるという、言わば人間の根幹が崩壊したことを意味する。他人の畑の作物を強奪すれば、それは土匪(盗賊)であって、もはや農民ではない。
先月31日、河南省周口市の畑で、付近の村民400〜500人余りが群がり、漢方薬の原材料である白朮(びゃくじゅつ)の集団略奪事件が起きた。事件当日、畑主たちは自身の畑で育てた薬材の収穫作業を行っていたが、その現場を、付近の村民が集団で襲ったのだ。
被害に遭ったのは500畝(ムー)規模の畑で、奪った側の村民は、ほとんどが中高年だったという。(中国の1畝は約6.667アール。15畝が1ヘクタールに相当)
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