豪州政府は令和6年2月、次期汎用フリゲートの選定において「もがみ」型護衛艦を含む候補艦艇から選定する方針を発表した。具体的には「もがみ」型護衛艦の能力向上型(令和6年度型護衛艦、4800トン型)が候補の1つとして選定された。
豪州政府は今後、提案国との協議を経て調達する艦艇を決定する見込みである。オーストラリアでは、フリゲート艦の老朽化に伴い、新たに最大11隻を導入する計画で、先月末ごろ、共同開発の相手として日本とドイツを最終候補に絞り込んだと発表した。
日本が選定されれば、海上自衛隊の最新鋭の護衛艦「もがみ」型をベースに開発を進め、当初は日本で建造し、4隻目以降はオーストラリアで建造するとしている。
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日豪防衛協力の深化 地域安定を目指すフリゲート共同開発計画
豪州が次期汎用フリゲート艦の共同開発を検討中。先月末ごろ、共同開発の相手として日本とドイツを最終候補に絞り込んだと発表した。日本が選定されれば、「もがみ型」護衛艦をベースに、最大11隻を共同開発する予定。
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