半導体世界大手TSMCの創設者張忠謀氏は24日、熊本県菊陽町にある子会社JASM工場の開幕式で講演する(Photo by STR/JIJI PRESS/AFP via Getty Images)
世界の半導体大手、台湾積体電路製造(TSMC)子会社のJASM熊本工場が24日に開幕式を迎えた。創業者の張忠謀(モリス・チャン)氏が出席し、「日本半導体のルネサンス(復興)の始まり」だと強調した。講演ではソニー創業者の盛田昭夫氏との半世紀前の面会を振り返り、日本工場の設立に「興奮を覚える」と感慨を口にした。
この日の開幕式には、張忠謀氏のほか、董事長の劉德音氏、総裁の魏哲家氏、齋藤健経済産業相、蒲島郁夫熊本県知事、そしてJASMの出資者でもあるソニーグループの吉田憲一郎代表執行役 会長CEO、デンソーの林新之助代表取締役社長も出席し祝辞を述べた。
今年92歳の張忠謀氏は開幕式を心待ちにしていたという。スピーチでは、1968年に米半導体企業テキサス・インスツルメンツの副社長として初来日し、ソニー創設者の盛田昭夫氏と面会した際の情景を振り返った。二人は合弁会社設立によって驚くべき成功を収めることができると語り合ったという。
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