
世代を超えて受け継がれるのは、貴重な家族の家宝や身体的特徴だけではありません。2024年に発表された25年間の研究では、3世代にわたる家族を追跡調査した結果、共感は時代を超え、人間関係の枠を越えて受け継がれる特性であることが明らかになりました。両親から受け継いだ「共感の設計図」は、友人との関わり方、そして将来の子供との関わり方を形作る「ペイフォワード(恩送り)」の役割を果たします。
数多くの子育てテクニックがあふれる中で、共感こそが本当の秘訣なのかもしれません。共感は、子どもと親が物事を大局的に捉え、他者の感情に共感し、生涯にわたって有意義で寛大な関係を維持することを可能にします。ミシェル・ボルバ氏(Michele Borba)著『Unselfie』のような研究では、共感は将来の幸福、成功、健康、幸福を予測する一方で、許し、利他主義、寛大さ、道徳的勇気を育むことが示されています。
25年間にわたる縦断的研究の結果が『Child Development』誌で発表され、母親が13歳の子供に対して抱く共感が、その子供が思春期(13歳から19歳)に親しい友人に対して抱く共感を予測することが明らかになりました。 思春期の子供たちは、やがて共感力のある親となり、それがまた自分の子供の共感を予測するのです。
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