
ヒマラヤ山脈は古来、修煉者が多く集まる場所であり、人々は質素な生活を送り、歌や踊りを楽しむと同時に、佛法を崇拝していました。その中で、ミラレパ(密勒日巴)という修煉する者がいました。佛、菩薩たちは多生曠劫(たしょうこうごう:繰り返し輪廻する長い時間)の修煉によって成就するものですが、ミラレパは一生の中でこれらの佛、菩薩と同等の功徳を成就し、後にチベット密教の始祖となりました。
(ミラレパ佛の修煉物語(十)に続く)
この操普博士(そうふはくし:チベット佛教の学位を持つ人物)には、布林(ふりん)の村に愛人がいました。彼はその女性に、チーズに毒を入れて尊者に供え、尊者を毒殺するよう指示しました。操普博士は、この計画が成功したら、大きな翡翠を贈ると約束しました。女性はその言葉を信じ、毒をチーズに混ぜて尊者が住む場所へ行き、尊者に供えました。
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