大紀元エポックタイムズ・ジャパン

「真実と伝統」をモットーに、明日を生きる上で判断材料となる有益な情報を日々発信しております。

【寄稿】LGBT理解増進法が作る恐ろしい未来 長尾敬氏

2023-05-16 | オピニオン

長尾敬氏は大紀元への寄稿で、LGBT法案によって生来の女性の権利が侵害され、社会に混乱を招く恐れがあると指摘した。資料写真(藤野偉/大紀元)

 

LGBT関連法案問題を改めて簡単に整理してみます。

2年前自民党の中で、LGBT理解増進法という法案(自民党了承案)が自民党の機関決定を持って了承されておりました。対して、超党派のLGBT議連においては、LGBT差別解消法という法律案(議連案)が出来上がっておりました。

この法案の違いは、前者には、「性同一性」という概念を持って、「差別はあってはならない」という記述がされております。性同一性とは、生まれながらの身体的な特徴と、心の中の性別が一致せず、悩んでおられる方について、例えば、医師等が性同一性障害だと認定するという概念です。後者においては、「性同一性」ではなく、「性自認」という概念が使われています。これは、身体が男性であっても、自分は心が女性だと、自分自身が認めればそれで女性として認められるという概念です。第三者が認定するのではなく、自分が認めれば性自認認定は完結するのです。このような性自認を根拠とした差別は許されないとする法案が議連案だったのです。

この2つの案に関連して合意案が作られました。当時議連の役員であった稲田朋美衆議院議員が、自民党案の中にあった性同一性という言葉を削除し、自民党案をベースに性自認の概念を中心とした合意案を了承してしまったのです。「冗談じゃない!こんな合意案には賛同できない!」これで自民党内は大騒ぎとなりました。侃々諤々の大議論のこの合意案は先送りされ、LGBT議論はフリーズされたのです。この時、誰よりも議論にストップをかけたのは他ならぬ安倍晋三元総理でした。生来の女性の人権と安全を守るためには、絶対にこの合意案を成立させてはならないと思っておられたからです。私たちもこれにこうして全力で反論しました。

ところがまたぞろ、この議論が再燃したのです。

【続きはこちら】

 

【寄稿】LGBT理解増進法が作る恐ろしい未来 長尾敬氏

長尾敬氏は大紀元への寄稿で、LGBT法案によって生来の女性の権利が侵害され、社会に混乱を招く恐れがあると指摘した。

 

 


 

◎合わせて読みたい:

 

「騒げば動く」国と思われてしまう…LGBT法案、内政干渉に懸念も=自民

野党や公明党がサミット前の成立を目指すLGBT法案をめぐって、自民党内では立法の根拠や意義に対する疑念や、内政干渉への懸念が拭えず、慎重論が多数を占めた。

 
 

海外発のイデオロギー押し付けでは…「G7期限」でLGBT法案議論は深まるのか

性的少数者への理解増進法案であるLGBT法について、広島G7サミット前に議論が加速している。いっぽう、公共施設 […]

 
 

学校でのジェンダーアクティビズムの実態、当事者の子を持つ親が語る

2020年の春、ADHDを抱える13歳の娘から突然「性別違和」を打ち明けられた母親が学校側に問い合わせたところ、親に内緒でジェンダー変更が進められていたという。

 

◎おすすめ:

 

中国秘密警察署、神田にも拠点 長尾敬氏「スパイ防止法の制定を」

長尾敬前衆議院議員はエポックタイムズの取材に対し、日本政府は中国の秘密警察署についてすでに情報を持っており、米国と連携して対処すべきだと指摘した。

 
 

建設中の大間原発を見る 日本のエネルギーを変える重要施設

建設中のJパワー(電源開発株式会社)の大間原子力発電所(青森県大間町)を今年3月末に取材した。2030年の完成 […]

 

◎トップニュース:

 

WHO総会に台湾招待を、米国務長官が働きかけ

[ワシントン 9日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は9日、世界保健機関(WHO)が今月21─ […]

 
 

世界は化石燃料を「断ち切る」には程遠い=UAE環境相

[ワシントン 9日 ロイター] – 12月に国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28) […]

 
 

叩けばボロボロ崩れる「空洞の柱」 目を疑う中国の欠陥住宅は、検査をごまかす偽装か

今月3日に撮影されたとされる動画が、華人圏のSNSで拡散されている。それは中国で販売されている住宅の欠陥ぶりを […]

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 赤ちゃんの泣き方7パターン:... | トップ | 日本で外国人が一番多い街、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

オピニオン」カテゴリの最新記事