8月6日の河北省涿州市。まだ水が残る町中で、物を運ぶ男性。(Getty Images)
「予告なしのダム放水だった。これは天災ではなく、人禍だ」。7月末から、中国で起きた一連の洪水災害をめぐり、多くの被災民が口にするのはこの言葉である。
しかし中国国内で、その「真実」は報道されていない。官製メディアや現地当局は、一貫して「豪雨による洪水被害」と主張。全てを、自然災害のせいにしてしまったのだ。
現在、水は引いた。しかし残されたのは、あまりにも無残な、廃墟となった故郷の町と、永遠に癒えることのない被災民の心であった。
なかには、家や全財産を失った衝撃から立ち直れず、せっかく洪水から助かりながら、生きることに絶望して、自殺する被災者も少なくないという。
【続きはこちら】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます