うちの屋根の改修を引き受けてくださった大工のTさん。
178センチの大柄な体で、ひょいひょいと足場を登り、
屋根の上を歩きまわり、力仕事をするTさん。
~~~そんなTさんが、リュウマチ、だなんて・・。
「痛くないんですか?」
「痛ぇーよ。・・ガマンしてやってるんだよ。
朝から痛くてしょうがない日もあれば、そんなに痛くない日もあるけど・・」
「・・・・・・」
「リュウマチって、治んないんだろ。大学病院にも行って、今も薬は飲んでるけど、効かないよなぁ」
私の仕事は、体の修理屋さん。
でも、リュウマチはかなり手強い相手だから、
MIzのテクニックで、治せるかなあ、どうかなあと確信が持てなくて・・。
雨の降る日、屋根の仕事ができない日に、
Tさんのリュウマチ手を、整体してみることにしました。
「リュウマチという病気は治せないけど、手首の痛みを軽くすることは出来るかもしれないわ・・」と言って。
整体が終わって、
「どぉ~お、少しはいい かな ?」と尋ねましたら、
「いい、いい。ほら、動かしても痛くないもん・・」
・・朴訥なTさんは、話す言葉も少ない。
翌日、Tさんは、手のことは何も言わないで、仕事に入りました。
翌々日も、Tさんは、手のことは何も言わないで、仕事。
で、シビレを切らして私の方から聞きました。
「その後、手の痛みはどうですか」と。・・Tさんは、
「あ、痛くないよ」、の一言。
一週間ほど過ぎた頃、Tさんに、
「そろそろ、また手の整体をした方がいいんじゃない?」
と言ってみると、
「ああ、2~3日前から、痛くなってきた」とぶっきらぼうな返事。
仕事熱心な Tさんだから、、、
ガマン強くて、痛くても手抜きをしないTさんだから、、、
「他人には任せられない」と仕事に誇りを持っているTさんだから、、、
手首の痛み(=リュウマチ痛)が出ないように、仕事をセーブするなんてことはやらないだろう。
でも、でも、
「手首の痛みで仕事が出来なくなった」なんて事態にならないように、
切に願うのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます