みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

春の疼痛

2013-04-14 | 健康づくり

今日は、顎関節の話をする予定でしたが、

季節がら、春の疼痛について書いてみます。

 

春になって暖かくなると、痛みなども薄らぐように思いますよね。

が、逆に、急に股関節が痛くなった。腰、膝、背中が痛くなったというお客様がここのところ多いのです。

何故だと想いますか?

Miz は、これは体が気候の変化に追いつかないための症状ではないか、と考えています。

 

Miz 整体室では、今の季節、

足先を温める「ほっとワーク」という特殊手法が活躍しています。

冬の方が足は冷たいのに、

春になって足に「ほっとワーク」をするなんて、おかしいと思われそうですが、

例えば、数日前に、

「急に股関節が痛くなって、歩くのが大変・・」

という人を調べてみると、股関節にはそれほどの異常がなく、

足の指や踵骨をホットワークで温めたら、痛みが消えたという事例がありました。

 

体は、自然界に対応して、恒常性を保つ働きが自然に行なわれています。

温度に対する恒常性もあって、

気候や外気温の変化に応じて、体内では温度差による還流が行われ、体温が一定に保たれます。

しかし体内に強い温度差が生じると、穏やかな還流に乱れが生じ、体は処々で悲鳴をあげることになります。

 

冬の体は、大気の寒さに対応します。

夏の体は、大気の暑さに対応します。下は模式図です。

 冬の体     夏の体

 

春は、冬から夏の体に変化する途中です。

春の気候は、気圧の差で春嵐が吹き荒れることがあるように、

春の体は、温度差生じやすく体の機能が暴走することがあるんです。

   春の体の模式図

 ~~上図のような足冷頭熱(足が冷たく、頭がほてる)の体は、いろいろな症状を引き金になります。・・くしゃみ、春の風邪、花粉症、春の疼痛。ウツになったり、躁になっりしやすい、とか。


先月には、Miz にとっても初めての事例ですが、

「恥骨が痛い」という人が来室して、恥骨や仙骨付近を調べたのですが特に異常なし。

で、念のため、婦人科と泌尿器科で検査をしていただきましたが、異常なしとのこと。

もしや・・?と思って、冷たくて硬い感じの足指と足の甲をホットワークで温めたところ・・、

恥骨部の痛みが消失した、という事例がありました。


 

体の中の温度差によって生じる体の異常は、いろいろあって、

どの症状がそれに該当するか、特定は難しいけれど、

とりあえず、春もまた、

「足を温める」「足を冷やさない」ことを心がけて、

体温の還流を穏やかにしていただきたいものです。

 


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