今日は、顎関節の話をする予定でしたが、
季節がら、春の疼痛について書いてみます。
春になって暖かくなると、痛みなども薄らぐように思いますよね。
が、逆に、急に股関節が痛くなった。腰、膝、背中が痛くなったというお客様がここのところ多いのです。
何故だと想いますか?
Miz は、これは体が気候の変化に追いつかないための症状ではないか、と考えています。
Miz 整体室では、今の季節、
足先を温める「ほっとワーク」という特殊手法が活躍しています。
冬の方が足は冷たいのに、
春になって足に「ほっとワーク」をするなんて、おかしいと思われそうですが、
例えば、数日前に、
「急に股関節が痛くなって、歩くのが大変・・」
という人を調べてみると、股関節にはそれほどの異常がなく、
足の指や踵骨をホットワークで温めたら、痛みが消えたという事例がありました。
体は、自然界に対応して、恒常性を保つ働きが自然に行なわれています。
温度に対する恒常性もあって、
気候や外気温の変化に応じて、体内では温度差による還流が行われ、体温が一定に保たれます。
しかし体内に強い温度差が生じると、穏やかな還流に乱れが生じ、体は処々で悲鳴をあげることになります。
冬の体は、大気の寒さに対応します。
夏の体は、大気の暑さに対応します。下は模式図です。
冬の体 夏の体
春は、冬から夏の体に変化する途中です。
春の気候は、気圧の差で春嵐が吹き荒れることがあるように、
春の体は、温度差生じやすく体の機能が暴走することがあるんです。
春の体の模式図
~~上図のような足冷頭熱(足が冷たく、頭がほてる)の体は、いろいろな症状を引き金になります。・・くしゃみ、春の風邪、花粉症、春の疼痛。ウツになったり、躁になっりしやすい、とか。
先月には、Miz にとっても初めての事例ですが、
「恥骨が痛い」という人が来室して、恥骨や仙骨付近を調べたのですが特に異常なし。
で、念のため、婦人科と泌尿器科で検査をしていただきましたが、異常なしとのこと。
もしや・・?と思って、冷たくて硬い感じの足指と足の甲をホットワークで温めたところ・・、
恥骨部の痛みが消失した、という事例がありました。
体の中の温度差によって生じる体の異常は、いろいろあって、
どの症状がそれに該当するか、特定は難しいけれど、
とりあえず、春もまた、
「足を温める」「足を冷やさない」ことを心がけて、
体温の還流を穏やかにしていただきたいものです。
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