前回のブログでは、
母が、軽い熱中症で、500ccの点滴を受けたら、
体が冷えすぎて寒気が来てしまった、という話をしました。
母の様子を見て、私は、はっ!と気づきましたよ。
ふつうの人でも、冷たい飲み物を500cc も飲んだら、お腹が冷えますよね。
「夏でも、冷たい物の飲み過ぎは体に悪い」は常識ですよね。
なのに、冷たい水分を500cc も血管の中に入れるんですからね・・。
熱のある体を冷やす為には、冷たい点滴は第一選択肢です。
しかし、母のような低体温の老人や弱った患者さんに、多量の冷たい点滴をするのは、常識的に考えて体によろしくないのでは・・?
また、熱のない患者さんには、温かな点滴を入れるという医学常識もあっていいのではないかなあ、と・・。
私は、そう思いましたよ。
その後、懇意にしているお医者さんに、
母が点滴で寒気を来たした話をしたことがあります。
「点滴を温めながら入れる装置って、無いものでしょうか?
弱っている患者さんに、冷たい点滴を多量に入れたら、
体が冷えたり、浮腫が出たりして、
かえって病状が悪化することもあるんじゃないでしょうか」と。
お医者さんは、はたと頷いて、
「うちの病院でも考えてみよう」
とおっしゃいましたが・・・、・・・。
ネットで調べたら、
点滴を温める装置が、あることが分かりました。
でも、病院では、あまり使われていないようですね。
点滴では、滴下速度の問題もあって、
ある病院へお見舞いに行ったとき、
滴下速度が速すぎるんじゃないかなあ、と思ったことがありました。
滴下速度や投与量が原因で、体にむくみや紫斑が出ることもあるのではないかと。
点滴に入れる薬剤の選択も重要でしょうが、
点滴の温度、投与量などについて、もう少し注意深い配慮があって欲しいものです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます