へそライン(体の正中線)の話に入ります・・。
私がへそラインに関心を持つようになった発端は、
8年前(2003年)の、次のような体験でした。
K氏は、片路2時間半をかけて、私の整体室に通ってきました。
頑固な腰痛。・・多くの病院や施術を廻ったが、治らない腰痛。
私は渾身の整体をしました
月に1度の整体が続き・・体の歪みは、ほぼ修整。
・・最悪の痛みは和らぎ、子供を抱っこ出来るまで回復しました。
が、しばらくすると痛みが再発。
「立っても座っても痛い。痛みで眠れない」等々。
2003年10月、Kさんは下痢と腰痛で再来室しました。
Kさんは、うつむき加減に下を向いて歩く癖があります。
「シャンと前を向いて歩かないと治りませんよ」とこの日も注意しました。
・・・・・
Kさんに仰向けに寝ていただき、腹部の歪みを調べた時のことです。
私の手に、小さなスジが引っかかりました、、。
「ああ、それはね、手術の傷跡ですよ。
アメリカで急性胃潰瘍になって、緊急手術をして、
日本と違って、手荒い手術でしたよ」とのことでした。
私は、手術の傷跡にそ~っと触れ、
傷跡のツッパリをほぐす、特殊な施術を行いました。
傷跡の引きツレは、へそのラインまで伸びていました。
10~15分の施術。
~~~傷跡の引き攣れがほぐれたかな、という触感があり・・。
施術が終わり、ベッドから起き上がって腰を掛けた途端、
K氏の口から出た言葉は、
「あっ、痛くない!・・痛みが無くなりましたよッ!」
「?・・えっ?・・あ、そうですか・・・」
歩いても、動いても腰痛が出ませんでした。
しかも、うつむき加減に下を向いて歩く癖が治らなかったKさんが、
シャンと前を向いて、さっそうと歩くではありませんか!
その姿勢の豹変ぶり!!
お腹の小さな傷跡のスジを、
ほぐしただけなのに、Kさんのこの豹変。。。。腑に落ちない・・。
これまで腰脚背などの骨格の歪みを完璧に近いほど修整して、
それでも治らなかった腰痛が、、、治った??!!
この現象には、誰しも興味を持つのではないでしょうか。
~~~「不思議?だなぁ」と。
ましてや私は体の謎解きが大好きなので、とことん考えました。
「そういえば、以前にも、盲腸の傷跡を施術した後に、
股関節の痛みが治ったという人がいたっけ・・」
そんな事例も思い出しました・・。
この体験によって、私は、
「手術の傷跡(=腹部の歪み)が原因となっている腰痛もある」
ことを学びました。
そしてこの後、手術の傷跡に強い関心を持つようになりました。
~~へそライン(正中線ライン)については、まだこの先の話です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます