今日は「へそ曲がり」の治し方(一般向け)についてです。
目で見て分かる「へそ曲がり」(へそが正中線からズレている)も、
見た目では分からない「隠れへそ曲がり」(腹腔内に偏りがある)も、
次のような手法(素人向け)でトライして下さい。
尚、「へそ曲がり」というのは、へそや腹部の変位にとどまらず、
肋骨~恥骨にかけての変位を含んでいることがあり、
心肺機能や、生殖機能への影響が危惧されます。
ゆめゆめ、軽んじることなかれ。
治し方・その1
1 へそが右寄りの人は、右下にして寝ます(or 右下寝が好きな人)
へそが左寄りの人は、左下にして寝ます(or 左下寝が好きな人)
(分からない場合は、右下、左下にして寝た時、腹の肉がだらんと垂れる側)
2 腹の下側(脇腹)に手指を差し込み、
腹の肉をゆっくりとやわらかく
上側にすくい上げるようしてに支えて下さい。
(禁;手指の力が強すぎてはいけません!)
3 腹の肉を掬い上げたら、そのままキープ(4~10秒ぐらい)
4 再度、別の角度から、腹の肉をすくい上げて、キープ(4~10秒ぐらい)
5 2~3回繰り返して、終了。
治し方・その2
その1の後、
1 上向き(仰向け)に寝て、
2 腹の左右に手を当て、両手を上下(縦)方向に動かしながら、
左右から中央方向に向かって、ゆっくりと進みます。
(手のひらを小指または母指側にやや立てるようにして行う)
3 2を慌てず、ゆっくりと 2~5回 行います。
4 2、3の動作中に、両手が進みにくくなったり、
腹の内方に硬いものを感じたら、手の動きをストップし、
手の力を少し抜いて、キープ。
5~10秒後に、再び 2を始めます。
(尚、Miz 整体では、4において、「脈動聴のワーク」という手技を行います。この手技は、静かに耳を澄ますようにして、脈拍のリズムを探すようにして聴きとる、という意識の上で行うテクニックです)
治し方・その3
へそ曲がりは、生活習慣が大いに影響します。
だらけた姿勢、寄りかかり姿勢、食後の横向き寝に注意して下さい。
これが一番、大切なこと、かな。
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以上(その1~3)が
「へそ曲がり」「隠れへそ曲がり」に対する一般向けの治し方です。
その1~2,をトライした後、
胃腸の調子(下痢や便秘、他)が改善すれば、「してやったり」ですが、
全く効果が見られない方もいらっしゃるかと思います。
効果がない場合、テクニックが未熟という場合もありますが、
原因が他にある!!というケースも多いので、
(例えば、腰椎や仙骨、足の変形が関係するケースもある)
他の重篤な原因を見逃すことのないよう、医師の診察を受けて下さい。
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