金川城
2014/4/28
岡山県岡山市のお城めぐり
宇喜多直家に攻め滅ぼされた備前国松田氏代々の居城
≪ お城の概要 ≫
城名: 金川城
よみ: カナガワ
別称: 玉松城
所在地: 岡山県岡山市北区御津金川
現状: 山
築城年代: 承久年間(1219-22)・暦応二年(延元四、1339)
築城者: 承久=松田盛朝、暦応=松田元喬
形式: 山城
遺構: 本丸・二の丸・北の丸・道林寺丸・出丸・桝形虎口・土塁・堀切・石垣・天守の井戸・白水の井戸・杉の木井戸
規模: 500m×500m、標高225m、比高185m
文化財:
訪城日: 2014/4/28
≪ 訪城記 ≫
ホテルから金川城に向かう。
国道53号を北上、岡山地方裁判所交差点信号を直進、県道27号を北上、山陽本線と山陽新幹線の高架下をくぐり、大和町交差点信号を左折、岡山県総合グラウンド前を通り、国道53号を西進、山陽道岡山IC入口三叉路信号を右折、国道53号岡山北バイパスを北上、岡山IC入口を通り越し、山陽道高架下をくぐり、吉宗付近で大きく右に曲がってから今度は左に曲がり、辛香トンネルを通り、トンネル出口で大きく右に曲がり、今度は左に曲がり北上、かつらぎ橋信号を直進、旭川沿いに大きく曲り、御津金川の三叉路を斜め左へ進み、金川駅前を通り過ぎ、宇甘川を渡った御津高校西交差点信号を少し斜め右に山沿いに曲がりながら約200m直進した道の左側に金川城登城口があり、北区役所支所の駐車場に車を駐車させてもらう。
道の左側に消防車庫があり、その裏手が大手登城口で玉松城案内図と遊歩道案内図付のパンフレットが置いてある。
遊歩道を登ること約25分で二段になった出丸に着く。さらに5分程で二の丸に着くが草木が生い茂り判りにくいが土塁跡と杉の木井戸跡が見られる。そのまま進むこと約10分で本丸に着く。入口には桝形虎口、本丸中央に供養塔と説明板、玉松城趾碑、西側の一段高い場所に土塁跡、北西側から下に降りると深い素掘りの天守の井戸跡、北へ行くと堀切があり、分かれ道の案内板を白水の井戸方向に東斜面を降りていくと犬走りの下に白水の井戸跡、分かれ道に戻り、北の丸跡方向へ向かい、雑木林の中が二の丸跡で虎口、土塁跡があり、北東側に2条の堀切、堀切を越えた曲輪に竪堀2条が見られ、城域はここまでのようです。
引き返し道林寺丸へ、階段を降りていく右側に段々の比較的大きい3段の曲輪があり、東側側面に石垣が残っている。このまま降りていくと妙覚寺に出る。
≪ 歴 史 ≫
承久年間 (1219-22) 相模国の松田十郎盛朝が承久の乱の戦功によって金川の地を与えられ、城を築き、代々居城とした。
相模国の松田元国が南朝方につき、鎌倉幕府討伐に功をあげ、備前国伊福郷を賜り富山城に居城した。この元国の子元喬が暦応二年(1339)、金川に移り臥竜山に築城して居城とした。その後、元泰、元方、元運、元澄と続く。
松田元隆は、備前国守護赤松氏と守護代浦上氏がともに上洛しているときに備前国の執政をとりしきり、富山城と金川城を拠点に実質的守護代となる。
文明五年 (1473) 松田元隆が富山城で死去する。
文明十二年 (1480) 元隆の子元成が本拠地を金川城に移し、改築を行う。
文明十六年 (1484) 赤松・浦上氏と備前国福岡で戦い、元成は敗走中に自刃するが、領有権は子元勝に継承される。
明応六年 (1497) 三石城の浦上宗助の攻撃を受けるが、松田元勝は撃退する。その後、元隆、元盛、元輝と続く。
永禄十一年七月七日 (1568) 宇喜多直家に攻められ、元輝、子の元賢は討死して金川城は落城し、松田氏は滅んだ。金川城を攻略した直家は、金川城を浮田春家に与える。
慶長五年 (1600) 関ヶ原合戦で宇喜多秀家が滅ぶと備前国は小早川秀秋に与えられ、金川城は廃城となったようです。
≪ 写 真 ≫
金川城本丸
本丸土塁跡
玉松城趾碑
供養塔
天守の井戸跡
桝形虎口
杉の木井戸跡
二の丸土塁跡
二の丸
出丸
分かれ道
白水の井戸跡
北の丸
北の丸北東の一本目の堀切
北の丸北東の二本目の堀切
北の丸北東の一本目の竪堀
北の丸北東の二本目の竪堀
道林寺丸
道林寺丸の石垣
大手登城口
現地金川城平面略図(リンク付サムネイル)
≪ アクセス ≫
<公共交通機関>
JR津山線金川駅から徒歩約1km約20分で登城口、本丸まで約40分。
<車>
山陽道岡山ICを降りて国道53号岡山北バイパスを北上、山陽道高架下をくぐり、吉宗付近で大きく右に曲がってから今度は左に曲がり、辛香トンネルを通り、トンネル出口で大きく右に曲がり、今度は左に曲がり北上、かつらぎ橋信号を直進、旭川沿いに大きく曲り、御津金川の三叉路を斜め左へ進み、金川駅前を通り過ぎ、宇甘川を渡った御津高校西交差点信号を少し斜め右に山沿いに曲がりながら約200m直進した道の左側に金川城登城口があり、北区役所支所の駐車場を借りると良い。
≪ 位置図 ≫
金川城
登城口
紹介したお城の数 216城
2014/4/28
岡山県岡山市のお城めぐり
宇喜多直家に攻め滅ぼされた備前国松田氏代々の居城
≪ お城の概要 ≫
城名: 金川城
よみ: カナガワ
別称: 玉松城
所在地: 岡山県岡山市北区御津金川
現状: 山
築城年代: 承久年間(1219-22)・暦応二年(延元四、1339)
築城者: 承久=松田盛朝、暦応=松田元喬
形式: 山城
遺構: 本丸・二の丸・北の丸・道林寺丸・出丸・桝形虎口・土塁・堀切・石垣・天守の井戸・白水の井戸・杉の木井戸
規模: 500m×500m、標高225m、比高185m
文化財:
訪城日: 2014/4/28
≪ 訪城記 ≫
ホテルから金川城に向かう。
国道53号を北上、岡山地方裁判所交差点信号を直進、県道27号を北上、山陽本線と山陽新幹線の高架下をくぐり、大和町交差点信号を左折、岡山県総合グラウンド前を通り、国道53号を西進、山陽道岡山IC入口三叉路信号を右折、国道53号岡山北バイパスを北上、岡山IC入口を通り越し、山陽道高架下をくぐり、吉宗付近で大きく右に曲がってから今度は左に曲がり、辛香トンネルを通り、トンネル出口で大きく右に曲がり、今度は左に曲がり北上、かつらぎ橋信号を直進、旭川沿いに大きく曲り、御津金川の三叉路を斜め左へ進み、金川駅前を通り過ぎ、宇甘川を渡った御津高校西交差点信号を少し斜め右に山沿いに曲がりながら約200m直進した道の左側に金川城登城口があり、北区役所支所の駐車場に車を駐車させてもらう。
道の左側に消防車庫があり、その裏手が大手登城口で玉松城案内図と遊歩道案内図付のパンフレットが置いてある。
遊歩道を登ること約25分で二段になった出丸に着く。さらに5分程で二の丸に着くが草木が生い茂り判りにくいが土塁跡と杉の木井戸跡が見られる。そのまま進むこと約10分で本丸に着く。入口には桝形虎口、本丸中央に供養塔と説明板、玉松城趾碑、西側の一段高い場所に土塁跡、北西側から下に降りると深い素掘りの天守の井戸跡、北へ行くと堀切があり、分かれ道の案内板を白水の井戸方向に東斜面を降りていくと犬走りの下に白水の井戸跡、分かれ道に戻り、北の丸跡方向へ向かい、雑木林の中が二の丸跡で虎口、土塁跡があり、北東側に2条の堀切、堀切を越えた曲輪に竪堀2条が見られ、城域はここまでのようです。
引き返し道林寺丸へ、階段を降りていく右側に段々の比較的大きい3段の曲輪があり、東側側面に石垣が残っている。このまま降りていくと妙覚寺に出る。
≪ 歴 史 ≫
承久年間 (1219-22) 相模国の松田十郎盛朝が承久の乱の戦功によって金川の地を与えられ、城を築き、代々居城とした。
相模国の松田元国が南朝方につき、鎌倉幕府討伐に功をあげ、備前国伊福郷を賜り富山城に居城した。この元国の子元喬が暦応二年(1339)、金川に移り臥竜山に築城して居城とした。その後、元泰、元方、元運、元澄と続く。
松田元隆は、備前国守護赤松氏と守護代浦上氏がともに上洛しているときに備前国の執政をとりしきり、富山城と金川城を拠点に実質的守護代となる。
文明五年 (1473) 松田元隆が富山城で死去する。
文明十二年 (1480) 元隆の子元成が本拠地を金川城に移し、改築を行う。
文明十六年 (1484) 赤松・浦上氏と備前国福岡で戦い、元成は敗走中に自刃するが、領有権は子元勝に継承される。
明応六年 (1497) 三石城の浦上宗助の攻撃を受けるが、松田元勝は撃退する。その後、元隆、元盛、元輝と続く。
永禄十一年七月七日 (1568) 宇喜多直家に攻められ、元輝、子の元賢は討死して金川城は落城し、松田氏は滅んだ。金川城を攻略した直家は、金川城を浮田春家に与える。
慶長五年 (1600) 関ヶ原合戦で宇喜多秀家が滅ぶと備前国は小早川秀秋に与えられ、金川城は廃城となったようです。
≪ 写 真 ≫
金川城本丸
本丸土塁跡
玉松城趾碑
供養塔
天守の井戸跡
桝形虎口
杉の木井戸跡
二の丸土塁跡
二の丸
出丸
分かれ道
白水の井戸跡
北の丸
北の丸北東の一本目の堀切
北の丸北東の二本目の堀切
北の丸北東の一本目の竪堀
北の丸北東の二本目の竪堀
道林寺丸
道林寺丸の石垣
大手登城口
現地金川城平面略図(リンク付サムネイル)
≪ アクセス ≫
<公共交通機関>
JR津山線金川駅から徒歩約1km約20分で登城口、本丸まで約40分。
<車>
山陽道岡山ICを降りて国道53号岡山北バイパスを北上、山陽道高架下をくぐり、吉宗付近で大きく右に曲がってから今度は左に曲がり、辛香トンネルを通り、トンネル出口で大きく右に曲がり、今度は左に曲がり北上、かつらぎ橋信号を直進、旭川沿いに大きく曲り、御津金川の三叉路を斜め左へ進み、金川駅前を通り過ぎ、宇甘川を渡った御津高校西交差点信号を少し斜め右に山沿いに曲がりながら約200m直進した道の左側に金川城登城口があり、北区役所支所の駐車場を借りると良い。
≪ 位置図 ≫
金川城
登城口
紹介したお城の数 216城
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