お城へ行こう!

気ままなお城めぐりの旅の記録と写真を公開しています。

鳴海城

2013-08-31 07:48:49 | 愛知県
 鳴海城

2013/8/11

愛知県名古屋市のお城めぐり

 岡部元信が主君今川義元の首級と引き換えに開城したお城

≪ お城の概要 ≫

城名: 鳴海城
よみ: ナルミ
別称: 根古屋城
所在地: 愛知県名古屋市緑区鳴海町城
現状: 天神社・鳴海城跡公園
築城年代: 応永元年(1394)
築城者: 安原宗範
形式: 平山城
遺構:
規模: 135m×62m、標高20m
文化財:
訪城日: 2010/2/24・2013/8/11


≪ 訪城記 ≫

善照寺砦から徒歩で鳴海城に向かう。

砦公園南側の道を西進、鳴海小学校前を過ぎて大きな南北の道へ出る角の北側に天神社があり、階段を登った先に鳴海城址碑が建っている。
天神社から大きな道を少し北へ行くと、西へ行く路地があり、50m程西へ行った突き当りが鳴海城跡公園です。遺構は何もありませんでした。ただ、南側の絶壁は急で攻めにくそうです。


≪ 歴 史 ≫

応永元年 (1394) 安原宗範が築く。
永禄年間 (1558-70) 織田信秀が修築して山口左馬助義継を入れ置いたが、信長の信秀の跡を継ぐと山口義継は今川方に寝返り、信長の攻撃にも耐えた。その後信長の謀略により山口父子が今川義元に殺される。その後を今川義元の部将岡部元信が守備していたが、桶狭間の戦いで今川義元が討たれても籠城し、義元の首と引き換えに開城した。その後、廃城となった。


≪ 写 真 ≫


天神社入口


天神社にある鳴海城址碑


天神社


鳴海城跡公園の碑


鳴海城跡公園入口


鳴海城跡公園

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
名鉄名古屋本線鳴海駅から徒歩約5分。
<車>
名古屋第二環状道有松ICを降りて国道1号を西進、鳴海栄交差点信号を右折、170m程進んだ交差点を右折、次の交差点を左折すると名鉄名古屋本線鳴海駅に着く。鳴海駅から線路沿いに東へ行くと、鉄道下の有料駐車場がいくつかある。ここから徒歩で鳴海駅西側の道を名鉄名古屋本線高架下を通り北へ進む、途中扇川を渡り、150m程進んだ東側に天神社があり、ここに鳴海城址碑がある。天神社から大きな道を少し北へ行くと、西へ行く路地があり、50m程西へ行った突き当りが鳴海城跡公園です。


≪ 位置図 ≫

鳴海城址碑のある天神社


鳴海城跡公園


紹介したお城の数 119城



ビジュアル百科 日本の城1000城 1冊でまるわかり!
大野 信長,加唐 亜紀,有沢 重雄
西東社

善照寺砦

2013-08-30 19:49:08 | 愛知県
 善照寺砦

2013/8/11

愛知県名古屋市のお城めぐり

 織田信長が桶狭間の奇襲に出陣していった砦

≪ お城の概要 ≫

城名: 善照寺砦
よみ: ゼンショウジ
別称:
所在地: 愛知県名古屋市緑区鳴海町砦3
現状: 砦公園
築城年代: 永禄二年(1559)
築城者: 織田信長
形式: 平山城
遺構:
規模: 60m×36m
文化財:
訪城日: 2010/2/24・2013/8/11


≪ 訪城記 ≫

中島砦から徒歩で善照寺砦へ向かう。

中島砦から川の合流地点へ帰り、北側の川に架かる橋を渡ると瑞泉寺があり、瑞泉寺東側の道を北東に進み、三叉路を左に進む。150m程で左に折れ、70m程進んだ十字路を左折、100m程北上した十字路を右折、170m程東へ進んだ道の北側に小高い丘がある。ここが砦公園で善照寺砦跡です。

この公園の南東から階段を登ると人工的な遊具のある公園で、西側入口付近に説明板が建てられているのみで遺構はない。


≪ 歴 史 ≫

永禄二年 (1559) 今川の部将岡部元信が守る鳴海城の付城として織田信長が築く。
永禄三年五月十九日 (1560) 桶狭間の戦いに佐久間右京亮が守っていた。織田信長がこの善照寺砦から桶狭間の奇襲に出陣していった。


≪ 写 真 ≫


砦公園南東登り口


砦公園の碑


公園西側入口付近の説明板


砦公園

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
名鉄名古屋本線鳴海駅から徒歩1.2km、約20分。
<車>
名古屋第二環状道有松ICを降りて国道1号を西進、鳴海栄交差点信号を右折、170m程進んだ交差点を右折、次の交差点を左折すると名鉄名古屋本線鳴海駅に着く。鳴海駅から線路沿いに東へ行くと、鉄道下の有料駐車場がいくつかある。ここから徒歩で北へ少し行くと天白川の支流、扇川の南堤防道路に出る。川沿いに南東へ進むと川が合流する地点があり、北側の川に架かる橋を渡ると瑞泉寺があり、瑞泉寺東側の道を北東に進み、三叉路を左に進む。150m程で左に折れ、70m程進んだ十字路を左折、100m程北上した十字路を右折、170m程東へ進んだ道の北側に小高い丘がある。ここが砦公園で善照寺砦跡です。


≪ 位置図 ≫

善照寺砦(砦公園)


紹介したお城の数 118城



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中島砦

2013-08-29 20:15:37 | 愛知県
 中島砦

2013/8/11

愛知県名古屋市のお城めぐり

 織田信長が鳴海城包囲の付城として築いた砦

≪ お城の概要 ≫

城名: 中島砦
よみ: ナカジマ
別称: 中島城
所在地: 愛知県名古屋市緑区鳴海町下中
現状: 住宅街
築城年代: 永禄二年(1559)
築城者: 織田信長
形式: 砦
遺構:
規模:
文化財:
訪城日: 2010/2/24・2013/8/11


≪ 訪城記 ≫

大高城から中島砦へ向かう。

大高緑地第6駐車場を出て西側の道を北上、亀原信号を斜めに左折、住宅街の曲がった道を650m程北西に進み十字路を右折、50m程で北東へ向かう道を直進、鳴海栄交差点信号をそのまま直進、170m程進んだ交差点を右折、次の交差点を左折すると名鉄名古屋本線鳴海駅に着く。鳴海駅から線路沿いに東へ行くと、鉄道下の有料駐車場がいくつかある。ここに車を駐車する。

鉄道下の駐車場から徒歩で北へ少し行くと天白川の支流、扇川の南堤防道路に出る。川沿いに南東へ進むと川が合流する地点があり、南側の川に架かる橋を北へ渡り、渡った川の北側の堤防道路を南東へ10m程行った北側の民家の庭に中島城址碑が建てられている。
庭のフェンスに中島砦跡の案内板があるので分かりやすい。
お家の方のご厚意で見られるようになっているので、扉をゆっくりと開けて中に入り静かに見学してください。


≪ 歴 史 ≫

永禄二年 (1559) 鳴海城包囲の付城として築かれる。

≪ 写 真 ≫


中島城址碑のある民家入口


中島城址碑

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
名鉄名古屋本線鳴海駅から徒歩約10分。
<車>
名古屋第二環状道有松ICを降りて国道1号を西進、鳴海栄交差点信号を右折、170m程進んだ交差点を右折、次の交差点を左折すると名鉄名古屋本線鳴海駅に着く。鳴海駅から線路沿いに東へ行くと、鉄道下の有料駐車場がいくつかある。ここから徒歩で北へ少し行くと天白川の支流、扇川の南堤防道路に出る。川沿いに南東へ進むと川が合流する地点があり、南側の川に架かる橋を北へ渡り、渡った川の北側の堤防道路を南東へ10m程行った北側の民家の庭に中島砦跡がある。徒歩約5分。


≪ 位置図 ≫

中島砦


紹介したお城の数 117城



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大高城

2013-08-28 22:00:05 | 愛知県
 大高城

2013/8/11

愛知県名古屋市のお城めぐり

 松平元康(徳川家康)が桶狭間の戦い前に兵糧入れを行ったお城

≪ お城の概要 ≫

城名: 大高城
よみ: オオダカ
別称:
所在地: 愛知県名古屋市緑区大高町城山
現状: 大高城址公園
築城年代: 永正年間(1504-21)
築城者: 花井備中守
形式: 平山城
遺構: 本丸・二の丸・土橋・横堀
規模: 104m×32m、標高20m
文化財: 国指定史跡
訪城日: 2010/2/24・2013/8/11


≪ 訪城記 ≫

鷲津砦から徒歩で大高城へ向かう。

鷲津砦公園前の県道50号を120m程南下したところの信号を渡り、東海道本線と東海道新幹線の高架下を通って大高駅前にでる。大高駅前通りを80m程駅に向かったところで左折、道を渡り約250m進むと大高川に出る。門田橋を渡り80m程進んだT字路を右折、180m程進んだところにある辻の秋葉社の角に案内板があり、T字路を左折、70m程進んだ先のカーブミラーに大高城の案内板があるT字路を左折、住宅街の路地を約80進むと大高城の入口に着く。

登城道を登ると削平された帯曲輪のある説明板と大高城址碑があり、さらに登っていくと本丸東側の広い一段低い帯曲輪に出る。そのまま削平地を南へ進むと二の丸に通じる土橋、一段高い西側に城山八幡社の鳥居ががあり、ここが本丸で城山八幡社の右側に大高城址碑がある。
土橋西側に横堀があり、二の丸の西にある曲輪の西端から下へ降りられ、横堀を下から見られる。
二の丸には土橋すぐの曲輪、西の曲輪、南の曲輪の三つがある。


≪ 歴 史 ≫

永正年間 (1504-21) 花井備中守が居城する。
天文・弘治年間 (1532-58) 緒川城主水野氏の支配にあり、水野忠氏父子が居城する。
永禄二年 (1559) 織田方であった鳴海城主山口左馬助教継が今川方に転じて大高城を攻略し、今川の家臣鵜殿長照が入った。織田信長は鷲津砦と丸根砦を築き、包囲網を強化する。
永禄三年 (1560) 今川方の松平元康(のちの徳川家康)による大高城兵糧入れが行われ、そのまま大高城に入った。桶狭間の戦いで今川義元が討たれ大高城は再び織田方の水野氏の支配下に入る。その後廃城となる。
元和二年 (1616) 尾張藩家老志水氏が城跡を拝領し、麓に屋敷を設けて幕末を迎える。


≪ 写 真 ≫


辻の秋葉社


住宅街を抜けた登城口


登城口付近の帯曲輪


登城口の大高城址碑と説明板


本丸東の一段低い帯曲輪


本丸にある城山八幡社


本丸にある大高城址碑


本丸入口


土橋すぐの二の丸の曲輪


二の丸西の曲輪


土橋下の横堀

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
JR東海道本線大高駅から徒歩約10分。
<車>
名古屋第二環状道有松ICを降りて国道1号東海道を北西に進み。鳴海町平部交差点信号を左折、南西に約1.3km進んだ道路の東側に大高緑地第6駐車場がある。ここから徒歩で公園西側の道を南下して砦前三叉路信号を右折、東海道本線沿いの県道50号を約700m北西へ進んだ信号を渡り、東海道本線と東海道新幹線の高架下を通って大高駅前にでる。大高駅前通りを80m程駅に向かったところで左折、道を渡り約250m進むと大高川に出る。門田橋を渡り80m程進んだT字路を右折、180m程進んだところにある辻の秋葉社の角に案内板があり、T字路を左折、70m程進んだ先のカーブミラーに大高城の案内板があるT字路を左折、住宅街の路地を約80進むと大高城の入口に着く。徒歩約2km、約30分。


≪ 位置図 ≫

大高城(大高城址公園)


大高緑地第6駐車場


紹介したお城の数 116城



愛知の山城ベスト50を歩く
愛知中世城郭研究会,中井 均
サンライズ出版

鷲津砦

2013-08-27 05:10:11 | 愛知県
 鷲津砦

2013/8/11

愛知県名古屋市のお城めぐり

 桶狭間の戦いで大高城の付城として丸根砦とともに築かれた砦

≪ お城の概要 ≫

城名: 鷲津砦
よみ: ワシヅ
別称:
所在地: 愛知県名古屋市緑区大高町鷲津山
現状: 鷲津砦公園・長寿寺
築城年代: 永禄二年(1559)
築城者: 織田信長
形式: 平山城
遺構: 曲輪・堀跡
規模: 35m×40m、標高35m
文化財: 国指定史跡
訪城日: 2010/2/24・2013/8/11


≪ 訪城記 ≫

丸根砦から鷲津砦へ徒歩で向かう。

丸根砦から住宅街からの登城口へ降りた道を西へ下ると東海道本線沿いの県道50号へ出て、北西へ約600m歩くと長寿寺を通り越したところに鷲津砦公園がある。
公園入口左手に説明板があり、中央付近から遊歩道の入口がある。入ってすぐ右側の奥の竹藪内に堀跡と土塁らしき溝がある。
10分程登ると忠魂碑のある頂上付近に着く、忠魂碑の右側奥に鷲津砦阯碑があり、さらに道を進むと公園北側住宅街の遊具のある場所に出る。ここにも説明板がある。


≪ 歴 史 ≫

永禄二年 (1559) 大高城の付城として織田信長が丸根砦とともに築く。
永禄三年 (1560) 桶狭間の前哨戦で織田方の織田秀敏や飯尾定宗父子が守っていたが、今川義元方の朝比奈泰能の大軍に攻められ、激戦の末、田秀敏や飯尾定宗父子らが討死して陥落する。


≪ 写 真 ≫


鷲津砦公園


鷲津砦公園右側にある説明板


遊歩道入口


竹藪内の堀と土塁


山頂の忠魂碑


忠魂碑右側奥の鷲津砦阯碑

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
JR東海道本線大高駅から徒歩約15分。
<車>
名古屋第二環状道有松ICを降りて国道1号東海道を北西に進み。鳴海町平部交差点信号を左折、南西に約1.3km進んだ道路の東側に大高緑地第6駐車場がある。ここから徒歩で公園西側の道を南下して砦前三叉路信号を右折、東海道本線沿いの県道50号を約800mで鷲津砦公園前に着く。徒歩約20分。


≪ 位置図 ≫

鷲津砦(鷲津砦公園)


大高緑地第6駐車場


紹介したお城の数 115城



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