神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

アルワッドゥード 続きの続き

2019-10-10 07:08:19 | イスラム教
神様は
「アルワッドゥード」
(愛し、愛されるお方)であるということを
先週と先々週に書きました。


さて、
神様に愛されるとどうなるかについて、先週チラッと書いてみましたが、
どうでしょう?
神様に愛されるような人生っていいと思いませんか?


もちろん
周りの人達を愛し、そして愛されるのは、
ものすごく素晴らしいことだと思います。
しかし、
大抵の場合、私たちは愛する人を十分に愛していないし、
また、愛されたい人から十分に
愛されていないような感じがするのも事実です。


周りの人達にちゃんと愛されていないんじゃないか?
と思う時
「あー、私もあまり愛していなかったのかもしれないなあ。」
と反省することが出来ます。

なぜなら、人間関係においては
与えたものが帰ってくるし、
与えなかったものは帰ってこない
ということが多々ありますからね。

ただ、神様からの愛情というのは、
こちらが与えなくても、、、
与えてくれるくれるわけです。
それもケチケチと少しずつではなく
いつだって、たんまりと寛大に、です。

そして、
神様以外への愛情というのは
いつの日か、涙に変わる時が来ます。
相手に裏切られることもあるでしょうし、
相手がいなくなってしまう時だってあります。
死別や、生別だけでなく
気持ちがすっかり離れてしまうことだってありますよね。

しかし、神様の愛情というのは
涙に変わることが決してありません。

私たちがどこへ行こうとも
神様は常に一緒にいてくれます。
自分から離れて行かない限り、
神様の方から離れて行くことはありません。

そして一緒にいてくれるだけでなく
諸々の問題を解決してくれるのも神様です。
なんと言ったって
私たちの心理状態や抱える問題を一番良くわかってくださるお方ですし、
なーんでも出来るお方なんですから
こんなに力強い存在は他にいません。

神様はクルアーンの中でこのようにおっしゃっています。

『我のしもべ達が、我についてあなたに問う時
 (このように言いなさい)
 「我は本当に(しもべ達)の近くにいる。
 彼が我に祈る時、その祈りに応える。』
(クルアーン 2:186)

いつもそばにいてくれていて、
私たちの祈りに答えてくれるなんて
有り難過ぎます、本当に。



何でも知っていて、何でも出来るお方が、
もし『愛してくれている』のであれば、
もう、何にもいらないような気さえしてきますよね。

神様は私たちをものすごく
愛してくださっているお方(アルワッドゥード)です。
それと同時に、
私たちから愛されるお方(アルワッドゥード)でもあるのですが、
神様がどのように
愛されるお方であるのか、についてはまた今度、にしたいと思います。



今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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