神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

神様の世界史55 妬みの対処法

2023-04-07 11:48:54 | イスラム教
前回は、
妬みを私的にレベル分けしてみました。
今回は、実際にどうやって妬み感情と付き合っていくかを
考えていきたいと思います。

こんにちは、ファーティマ松本です。

ラマダーン月の2週間が無事に終了しました。
残りあと2週間。
引き続き頑張っていきましょう!

さて、周りの人に、何か良い事があった時に、
「いいなあ。」
「羨ましいなあ。」
「ずるいなあ。」と思ってしまう事って
誰でもあると思うんです、人間ですからね。
しかし、人間であるからこそ、そのネガティブな感情というのを何とかすることも可能なわけです。

今回ご紹介する方法で、”人を羨む”といったネガティブな感情を
うまくコントロールできるようになるんじゃあないかなあーと思います。
では、早速行ってみましょう!


まず
この世は、映画のような物と思ってください。
どの映画にも、シナリオってありますよね。
シナリオを書く人を、シナリオライターと呼ぶわけですが、
何ともかっこいい響きですよねえ。

私達の人生のシナリオライターは、神様です。
神様は、私達一人一人に合ったシナリオというのを、特注で作ってくださっています。
全く同じシナリオを、複数の人に与えることはありません。
全てのシナリオは、一人一人に合った”特別”なものです。

私達は、自分の人生という映画の主人公ですが、
シナリオは全く教えられていない状態です。
ですから、次に何が来るのか全く予測不能なわけですよね。
「なに、こんな事があっていいのか!」
「ウソー、マジで?嬉しい!!」
などなど、
私達は、起こる事に対し一喜一憂を繰り返しながら生きています。

人生には、予想外の事が色々起こります。
その中には、良い事も、辛い事も、悲しい事も、嬉しい事もあります。
しかし、
一見良さそうな事が起きたとしても、それが本当に良いことであるのかどうか
私達には分かりません。
例えば、超お金持ちで、超かっこうい人と結婚しても
その人が超性格が悪いことだってあるわけです。

また、一見悪い事が起きたとしても、
そのお陰で、何年か後に、ものすごくいいことにつながることだってあるわけです。
なにが良くて、何が悪いのかというのは、
起きた時には、なかなか分からなかったりするものです。
何しろ、私達の映画(人生)のシナリオライターは神様ですからね。
私達の想像を超えるような展開になっていくのが、通常です。

ただ一つ分かっていることは、
起こる事の全てが、シナリオライター(神様)からのテスト、であること。
神様は、私達が起きたことにどう対応するかというのを、見ていらっしゃるのです。
ですから、
起きた出来事には、良い事、悪い事といったラベルを張らず、
これは神様からのテストだと思うことが、まず大事になります。

基本的に、私達の人生に起こる全ての事というのは、私達にとって良いことであります。
それは「もし善き対応をしたら」でありますが、、、、。

善き対応とは、簡単に言ってしまえば、
”一見して”良い事が起きが時には、感謝
”一見して”悪い事が起きた時には、忍耐。
そして、忍耐をしながらも、何か感謝できることはないかを探す
といった3点であります。

では、
シナリオを知らされていない映画の主人公を演じるのは、
何のためであるのか。

もし、周りに本当に映画に主演されている方がいたら聞いてみてください。
何のために、演じているのか。
その映画の主演を務める最終目的は、なんであるのか、等々。
色々な理由はあると思いますが、
多分、その理由の一つに最優秀主演賞をもらうことも入っているかもしれません。
私達も、自分の人生という映画を演じる目的の一つが
これ(最優秀主演賞)もらうこと、なのです。

はいはい、だんだんと何が言いたいのか、分からなくなってきましたよね。
すみません、もうちょっと忍耐してください。

この世の映画界では、最優秀主演賞って全ての俳優が受賞出来るわけではないですよね。
しかし、神様は寛大であります。
全ての人に、最優秀主演賞を与える事ができます。
そして、受賞の賞品がトロフィー1個とか
そーんなせこいこともしません。
最優秀賞主演受賞者への賞品は、、、天国です。

さて、ここまでが序章であります。

では、ここから本題に入りましょう。

もし、
自分の役をしっかりと演じず、
次々と起こってくる事態に何の対応もせず、、、
自分のパフォーマンスに集中しないで、、、、
人の映画をジーっと見ているだけ、、、
であったら?
そんな映画、見ていて全く面白くありませんよね。

映画を見ている客側も
「えー、今あんた、あっちの事やった方がいいんじゃあない?」
「なんで、今そっちの映画を見てるん?」
と、ハラハラしてしまうでしょう。

でも、肝心の演じる側が、
「あっちは、また収入が増えたみたい。」
「今度は、あんなイケメンと結婚?」
「あの人のシナリオの方がいい。」
などと周りの人の映画に気が行ってしまっている事って
よくあります。
これでは、最優秀賞を得るどころか、映画自体がボツになってしまうでしょう。

しかし、
思い出してください。
私達に与えられているものというのは、全部テストであるという事を。
ですから、
何かが起きた時(良さそうな事でも、悪そうな事でも)
「おー、そう来たか、(・_・D フムフム」
といった感じで、まず受け入れるのです。
そして、
周りの人に何かがあった時も
「おー、そちらさんはそう来ましたか?
 なるほど、なるほど。」
と軽ーく、思うのです。

そして、それがどんな事態であろうとも、
それはその人のシナリオであって、私には関係ない
と思ってください。
そのシナリオは、神様がその人の為に特注で作られたものです。
その人が、その起きた出来事を使って、最優秀主演賞を得られるように
特別に作られたシナリオなのです。
ですから、
その人が、どう対処するかは、全てその人の責任であるのです。

「おー、そちらさんは、そう来たんですね。」
「お互いいろいろなテストを受けてますなあ。」
「まあ、最優秀賞をもらえるようお互い頑張りましょうや。」
「私も大変だけど、あなたも大変ね。」

といった感じで
人には人のシナリオが与えられていて、
私には私のシナリオが与えられていると、
直ぐに自分の演技(行動)にファーカスして行きましょう。
人のシナリオや、人のパフォーマンスなんて気にしている暇はありません。
自分に与えられた特注のシナリオに、ちゃんと対応していくだけで
もう充分すぎるくらい大変なんですから。

しかし、もし困っていて助けが必要な人がいたら、
手を差し出す必要があります。
そうすることによって、自分自身が最優秀主演賞を得る助けになるからです。

こんな事を言うと、
なんだか、、随分と冷たいし、自己チュウ色強すぎません?
と思われる方もいるでしょう。

しかし、、、
ここから少し心温まる様相になってきますよ!

もし
羨ましいなあと思う人がいたら、その人のことをいいなあ、と思う前に
その人の為に祈ることをお勧めします。

「あの超イケメンで超お金持ちの人と結婚した人が、幸せになりますように。」とか
「臨時収入が入ったあの人が、より一層豊になりますよに。」とか
「子供と一緒に楽しく歩いているあの人が、より一層子どもと良い関係が持てますように。」とか
そうすると私達の周りにいる天使達が
「アーミーン(そうなりますように)そしてあなたにも同じものを!」
と祈ってくれるからです。
天使達の祈りは、強烈です。
天使達に祈ってもらって、悪いわけがありません。

また
誰かに不幸な出来事があった時も、同様にお祈りをするといいんです。
「病気になったあの人が早く回復しますように。」
「家を失ったあの人に、前よりも良い家をお与えください。」など。
すると、やはり天使達が
「アーミーン あなたにも!」と祈ってくれます。

ん?
まだまだ自己チュウ感、強いですか?
でも、みんながみんなこのような態度で生きていれば
平和な生活が出来ると思いませんか。

人の事を羨んでしまうのは、
人に与えられた物が、とても良いものに見えてしまうからですよね、
「隣の芝生は青く見える」ってやつです。
でも実際は、みーんな大変なんです。
観客には分からない、苦悩といったものが
全ての映画にあります。

実際、この世に完璧に幸せな人なんていません。
この世は、幸せになるためにあるのではないのですから、それでいいのです。
この世は、自分の映画の中で
最高の演技(行動)をして、神様に良しと言ってもらい、最優秀賞を得て、
トロフィーの代わりに天国に入るためにあるのです。

みーんな自分の映画に、もっと集中しましょう。
それが妬み感情と上手く付き合っていくコツであると思います。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!

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