何やら某所で、類似作品が出回りはじめたとの
事ですので
纏まってもない話の続きをアップしますよ!
こう見えて、本家はウチですけぇ(爆)
過去の【ブロガー殺人事件】各話は コチラ→→→☆
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『 容疑者 』と言う言葉が、カツヤ丸の表情を変えた。
しかし、その一瞬だけであり、その後はまた強気な態度で
『 容疑者?なんねそりゃ。脅しかいね? 』
『 1人で釣りに行って、その時に知り合いが死んだ、そんだけで容疑者? 』
『 日本の警察は優秀じゃ思いよったんじゃが、案外そうでもない、単純なんじゃの 』
立て続けに噛み付いてきた。
赤賀は
『 我々が優秀とは思ったことはありませんね。だからあなたを含めた、可能性のある人に話を聞いているんです 』
努めて冷静に返した。
さらに
『 単純とも思っていません。本当に単純ならこの場であなたの身柄を拘束し、署に戻ってじっくり話を聞くこともできますからね 』
それを聞いたカツヤ丸は鼻で笑うように言い返す。
『 はぁっ!?なんで何もしてないワシが捕まるんよ?』
間髪入れずに石原が言う。
『 表に停めてある軽自動車、車検切れですね。しかも4年ほど経過している 』
『 車検が切れて何年も運転している・・・これは悪質で、しかもわざと車検切れを放置したままと捉え、あなたを逮捕できますが 』
再びカツヤ丸の顔に狼狽の色が走った。
『 ヨシさん、あれはただうっかり忘れてたんだと思うよ。ねぇ?岩津さん? 』
赤賀は少し笑いながら石原に言った。
さらに
『 岩津さん。別に今はあなたを逮捕するためにここにきている訳じゃないんですよ。』
『 ただ話を伺いに来たんです。』
赤賀は先ほどの笑いを一瞬で消し、まっすぐカツヤ丸を見つめて言った。
カツヤ丸は
『 話・・・言われても、前に来た刑事さんに話したまんまなんですけど・・・』
と、今までの態度からは考えられないほど弱々しく答え始めた。
『 そうですか。しかし今一度お伺いしたいんですが? 』
赤賀がそう言うとカツヤ丸は
『 20時過ぎて船を出し、帰って来たのは朝6時頃でした。』
『 釣果はゼロでして・・・まぁよくある事ですけどね・・・』
と、聞いてもいない釣果の事まで話し始めた。
さらに
『 1人でしたので、アリバイにはなりませんが・・・ 』
と、またも弱々しく答えた。
『 そうですか。わかりました。あなたは当日20時頃から翌朝6時頃まで船に乗っていた 』
『 それで間違いないですね?』と問う。
カツヤ丸は『 はい。』と素直に返事をした。
赤賀は笑顔で『 話が聞けて良かったですよ 』と言い、
『 では我々はこの辺で・・・』
と、石原を促し席を立った。
帰り際、赤賀は
『 岩津さん、釣りに行ってボウズで帰ることなんて、私もしょっちゅうですよ(笑) 』
と、カツヤ丸に耳打ちして車に乗り込んだ。
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『 容疑者 』と言う言葉が、カツヤ丸の表情を変えた。
しかし、その一瞬だけであり、その後はまた強気な態度で
『 容疑者?なんねそりゃ。脅しかいね? 』
『 1人で釣りに行って、その時に知り合いが死んだ、そんだけで容疑者? 』
『 日本の警察は優秀じゃ思いよったんじゃが、案外そうでもない、単純なんじゃの 』
立て続けに噛み付いてきた。
赤賀は
『 我々が優秀とは思ったことはありませんね。だからあなたを含めた、可能性のある人に話を聞いているんです 』
努めて冷静に返した。
さらに
『 単純とも思っていません。本当に単純ならこの場であなたの身柄を拘束し、署に戻ってじっくり話を聞くこともできますからね 』
それを聞いたカツヤ丸は鼻で笑うように言い返す。
『 はぁっ!?なんで何もしてないワシが捕まるんよ?』
間髪入れずに石原が言う。
『 表に停めてある軽自動車、車検切れですね。しかも4年ほど経過している 』
『 車検が切れて何年も運転している・・・これは悪質で、しかもわざと車検切れを放置したままと捉え、あなたを逮捕できますが 』
再びカツヤ丸の顔に狼狽の色が走った。
『 ヨシさん、あれはただうっかり忘れてたんだと思うよ。ねぇ?岩津さん? 』
赤賀は少し笑いながら石原に言った。
さらに
『 岩津さん。別に今はあなたを逮捕するためにここにきている訳じゃないんですよ。』
『 ただ話を伺いに来たんです。』
赤賀は先ほどの笑いを一瞬で消し、まっすぐカツヤ丸を見つめて言った。
カツヤ丸は
『 話・・・言われても、前に来た刑事さんに話したまんまなんですけど・・・』
と、今までの態度からは考えられないほど弱々しく答え始めた。
『 そうですか。しかし今一度お伺いしたいんですが? 』
赤賀がそう言うとカツヤ丸は
『 20時過ぎて船を出し、帰って来たのは朝6時頃でした。』
『 釣果はゼロでして・・・まぁよくある事ですけどね・・・』
と、聞いてもいない釣果の事まで話し始めた。
さらに
『 1人でしたので、アリバイにはなりませんが・・・ 』
と、またも弱々しく答えた。
『 そうですか。わかりました。あなたは当日20時頃から翌朝6時頃まで船に乗っていた 』
『 それで間違いないですね?』と問う。
カツヤ丸は『 はい。』と素直に返事をした。
赤賀は笑顔で『 話が聞けて良かったですよ 』と言い、
『 では我々はこの辺で・・・』
と、石原を促し席を立った。
帰り際、赤賀は
『 岩津さん、釣りに行ってボウズで帰ることなんて、私もしょっちゅうですよ(笑) 』
と、カツヤ丸に耳打ちして車に乗り込んだ。
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