毎日が観光

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牛久大仏

2005年08月17日 14時30分59秒 | 観光

 そりゃ、ま、そうなんだろうけどさあ、「大迫力」か。慈悲とかじゃないのね。ゴジラ像じゃないんだから、仏像に大迫力求めてもしかたないような気もするが。
でも、素直ですから、言われた通り見上げてみる。

 う~ん、たしかに迫力だ。
 きれいに手の入った花畑に屹立する巨大な仏像。120メートルの高さで、世界一だそうだ。すてきなバブルの香りがする。場所は茨城県牛久。まわりには何もない。そんなところに、こんなものがいきなり存在している。風景としてはまぬけな感じがいなめない。
 さあ、中に入ってみよう。
 ヤンキーの土禁(土足禁止)カーに乗るみたいにまず靴を脱がなければならない。まあ、ヤンキーは茨城の名産品でもあるから、なんとなく納得である。
 係員が一緒に着いてくる。
 急にあたりが真っ暗になる。なんかディズニーランドのホーンテッド・マンションのノリだ。漆黒の闇の中、阿弥陀仏の説教が響く。この闇は我々の無明を表しているのだ、と。イベントプランナーっぽい演出が悪くない。
 説教から解放されると2階へのぼり、エレベーターに乗り、5階へ。5階と言っても80メートルある。茨城で一番高い5階かもしれない。タイから送られた仏舎利などが飾ってある。ありがたいものらしい。階段で一つ降りるとおみやげ屋さんがある。仏像の中に、おみやげ屋。中に病院や映画館がある航空母艦に近いものがあるね。
 その下が蓮華蔵。3300体の金ピカの仏像が奉納されている。一体30万、でかいもので100万らしい。仏像そのものはもうそこにあるので、お金を払うとその仏像に名前が付けてもらえる。名前を付けてもらうのに30万、か。
 台座に出ることもできる。ここでは金箔を買って仏像に貼ることもできる。

金目のものならなんでもいいだろ、と現金貼っちゃう人もいる。5円玉ならまあ、1枚300円の金箔よりはお得か。なんだかな。
 その下では墓地の販売。無料送迎バスもあるからお得だね、とっても。
 テーマパークのような内部から外に出る。こども動物園があり、ウサギやリスに触れる。もちろん、このくそ暑い中、体温の高い小動物になんか間違っても触りたくないので、素通り。時間によっては猿の芸もやってる。なんなんだ、ここは。
 大仏の足下には食堂もあり、ビールや酒も売ってる。寺の中で酒を売っているのは初めて見たかもしれない。
 なかなか不思議な場所であった。

 う~ん、でかい。ゴジラが50mなんだから倍以上。ゴジラなど一ひねりに違いない。戦わせてみたいものだ。
コメント
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