毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

動物ふれあい強化月間

2009年11月30日 20時20分10秒 | 観光
 先日訪れた荒川左岸の素敵な景色、そこで見つめ合ったぼくと猫。何頭かの犬と人生を分かち合ったことはあっても、猫と自分とが響き合うなどということが想像できない男。その人生に猫がかわいい、なんて言葉はなかった。しかし、その猫との出会い、それはまさに、手術台でのミシンとこうもり傘との偶然的な出会いのように美しかったよ、ロートレアモンよ。
 距離的にはだいたい50km、往復100km。遠距離恋愛とは言えないが、簡単な距離とも言い難い。でも、きみに会いにペダルをこぐ。
 そしてこの間出会った場所に赴く。
 いない。当たり前だ、そうそう猫は同じ場所にいるわけじゃない。
 なんだか、がっかりすると同時に、ちょっとほっとしてこの先にある榎本牧場へ出かける。
 荒川ローディーには有名なんだけれど、実は初訪問。
 イチゴミルクのアイスクリームを食べます。おいしい。アイスクリームだけじゃなく、カップのコーンも味がいい。
 で、ここで動物たちと触れ合い。


 ここで子猫と触れ合えるとは思わなかった。
 里親募集中とのこと。
 この年で猫に目覚めるとはなあ。なんだか今までまじめ一本槍でやってきた男が人生終盤で女に狂う、そんなイメージである。猫はディートリッヒか。



 もしかしたら、生まれて初めて豚をなでたかもしれない。
 毛が予想したのとは違って、固い。なんか巨大な歯ブラシを撫でているかのよう。
 牧場たって、牛・豚だけじゃない。鶏もいれば、ロバもいる。犬とも触れ合える。
 すごく楽しい場所。子どもたちも多く、遊具で遊んでる。


 そんなさまざまな動物たちがいるなか、なんだかこの子と仲良くなってしまった。落ちていた草をあげたらぼくの手から食べる。手を差し出すと頭をこすりつけてくる。生後2週間の子牛。
 しばらくたたずみ、「また来るね」と立ち上がる。
 なんだ、この、生後2週間の子を置き去りにするような罪悪感は。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする