E46 のち ぎんびー時々ナナエフ

腰痛おやぢのつれづれ日記

9月に読んだ本

2023-10-02 17:50:12 | book
朝晩急に冷え出しました。
 
昼間は、まだまだ暑いですけどね。
 
体調管理に気をつけませう。



さて、9月に読んだ本です。
 
今年24冊目は、遠藤周作「十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。」
 

 
氏が執筆から50年経って見つかった原稿を本にしたものらしいです。
 
手紙の書き方のハウツー本でした。
 
面白おかしく手紙の書き方を指南してくれます。
 
ま、最後まで読まなくても宜しい。(^^;
 


25冊目は、知念実希人「黒猫の小夜曲(セレナーデ)」
 

 
地縛霊を昇霊させる死神?が猫の体を借りて、地上に降り立ち、生前の未練を解消していくっていう、ファンタジーミステリー。
 
読んでたら、高野和明氏の「幽霊人命救助隊」を思い出しました。
 
救助隊の方は、自殺した人が、生きてる人を死なないように仕向けるのに対して、黒猫の方は、黒猫が死んだ人の思いを解消していくって感じ。
 
医師である知念さんらしく、医療に関するところもテーマになっていて、さすがです。
 


26冊目は、大江健三郎「死者の奢り・飼育」
 

 
今年3月鬼籍に入られたノーベル文学書作家の大江健三郎氏。
 
その氏の初期の短編集です。
 
なんていうのかな・・・・解説に書いてあったんですけど・・・。
 
「傍観者に対する嫌悪と侮蔑」
 
特にそれを意識させられたのが、「人間の羊」。
 
結構強烈です。
 
非常に考えさせられます。
 
短編なのですぐ読めますので気になる方は一度手に取ってみて下さい。
 
 

27冊目は、北方謙三 選 日本ペンクラブ編「闇に香るもの」
 

 
宮部みゆき、重松清、東野圭吾、阿刀田高、北方謙三、森瑤子、結城昌治、勝目梓の短編を集めたものです。
 
テーマは、作品の中でチラリと出てくる小物とか香りとかが、ストーリーを大きく変えたりする・・・・一品。
 
そんなものを、北方氏が集めた本。
 
北方氏が最後に
 
「八通りの愉しみができる本と言ってもよく、贅沢な本を編むことができたと自負しているが、いかがなものだろうか。」
 
と書いています。
 
イヤイヤ、それぞれ作家さんの個性が出ていて本当に楽しかったです。
 
大江健三郎の短編読んで、この本読んで、短編っていいな・・・って。
 


さて、9月は4冊でした。
 
今月は、アレと、アレと・・・・アレ読みましょう。(^^;
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2 コメント

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Unknown (るぱんじい)
2023-10-04 20:42:04
ジャンル、広いですね。
北方謙三は随分前、15年以上前ですがジャンルがハードボイルドってことで立て続けに何冊か読んだことがありますがイマイチはまれませんでした。
それなりに楽しめたとは思いますが。

今はまだ「ヒート2」を読んでる最中です。
文庫本740頁は中々長いですね。
面白いのにすぐに眠くなり、それなのに熟睡できずの毎日です。

文章表現が、やっぱり洋物は少し違和感があるというか訳者にもよるのかも知れませんが、さーっと読んで行けない感じがあるような気がしてます。
返信する
よく言えば・・・・ (hotchocolate)
2023-10-05 18:33:58
ジャンルが広いと言えないでもありませんが、節操がない(^^;
とも言えますね。(笑)
面白そうだと思ったやつを読んでいると、こうなっているのです。
ただ、読まないジャンルもあります。
それは、ビジネス書、自己啓発本は読みません。(笑)
読むと腹が立つので。(^^;

しかし、文庫本740頁は読みがいありますね。(^^;
途中で飽きるかも。(^^;

確かに、表現がおかしいと思うようなところがあります、あります。
あるあるですね。

るぱんじい サンありがとうございます。
返信する

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