観光協会さん主催の北又散策ツアーがあったので関西の友人と参加しました先週はナチュラリスト前日にも北又散策ツアーありましたが土曜日はなんとか雨もあがり散策日和でした。朝日町観光協会に集合してバスに乗り込み小川温泉横の林道を上がりますなかなかの急坂でバスはエンジンをうならせながら坂を上ります。勾配が急なのとすれ違いできない下り坂で谷に落ちた車があるので一般開放はしないと地元住民が教えてくれました6月から10月までの短い期間しか許可を受けた車だけが通行でき一般車と自転車は通行禁止 乗合タクシーで人数を揃えるか小川温泉の宿泊プランにするのがダム見学には現実的です夏場だとダムまで5時間以上歩くと思います。山頂の標高881m越道峠でバスを降りダムまで紅葉見学きのこや草花散策しながらダムまで坂を下って行きます。
この峠が小川と黒薙川の源流で二つの源流がそばにある珍しい場所だそうです。
朝日岳が遠くに見えます。
ミズヒキ草やリンドウ草花の説明を聞きながらゆっくり坂を下りていました。
紅葉は見頃でよかったです。
北又小屋に着きましたダムはすぐ下にあります。
三段滝や元の北又小屋見学トチノキやミズナラで森林浴もしました。
持参したビスケットと小屋の近くで採れたきのこや苔が入ったお汁で昼食おかわり自由で冷えた体が温まり美味しかった。
小屋にあったタクシー料金表町から一人片道1000円の助成金がでます年間予算もありますが使いきった事はないそうです。
北又ダムに来ました。なんとツアー案内人に北陸電力で水力発電所OBの方がたまたま同行してました。両側は排砂ゲートでコンクリートが削られるため鉄板敷き年に7～10回も排砂するそうです。
木で見えませんが右岸側に河川維持放流の発電所があります。
このダムの特長は黒薙川の水を貯水して朝日小川発電所に水を送水して小川に流域変更してる事です源流が近いので生態系には影響はありません。そのおかげで夏場は小川は短く水量が少なく瀬切れしてたのがなくなったそうです。宇奈月の下流にある愛本堰堤で取水しきれない分だけをダムに貯水して関西電力には保障とかはしてないそうです。貯水容量が少ない為午前中発電したら昼休みは発電をやめ1時からまた発電してます源流が近く容量が少ないため管理はかなりシビアだったとOBさん談。
ゲートが二段になっていて冬場は上のゲートだけを開けて一段目のゲートを越流させ坊主ダムとして運用してます冬場でも管理人さんはヘリコプターで通勤してヘリポートの除雪も大事な仕事5m以上雪が積もる事もあります。
シラヒゲソウと大文字草が綺麗に咲いてました。このツアーが終わった後は小川温泉で入浴して観光協会へ帰りました。
タクシーで行くのもいいですが地元の人とおしゃべりしなから歩いたのが楽しかったです来年もまた参加したいツアーでした県外は2人だけでしたので次回はダム好きが大勢行けば北陸電力のOBさんも来てくれるかも知れません。
小屋のおじさんや観光協会の方々ありがとうございました。