先日に家族が80歳を迎えた。こんな自分がいる中でもうかなりの高齢だ。
いわゆる8050問題なのだろう。高齢の家族と引きこもりの家族。しかしそれは俗にいう引きこもりで精神障害のいわゆる統合失調症患者の世界ではもう昔からわかりきった話だ。
精神障害に限らず障がい者には親亡きあとという話が取り巻く。今までの社会ではいったいどのようになってきていたのだろうか?
脱施設になって親亡き後の話は変わってきたと思うが、福祉相談員は決まり文句でグループホームとしか言わない。現行の障害者総合支援法からでの話しかできないからだ。
自分はさらに高齢になっていく介護をまっとうしたら生活保護を受給してアパートでひっそりと暮らしたい。グループホームといったところは嫌だ。まだ病院に社会的入院がいい。
不幸中の幸いかいわゆる引きこもりと違い、各種福祉金の対象になるのはありがたい。なんだか障がいで人生を制限されて謳歌できなかったという観念は持たなくなっている。それより現実的の生活のためのお金の話の方が大切だ。
きっと健常者のような普通の人生を知らないから障がいの悲しさというのがわかっていないのだろう。他人と比較していないで自分軸でいるのだ。世の中の人ってどんなにいい思いをしているのだろうか?と考えてみても、なんだかよくわからずイメージできない。
8050問題はとても自分を不安にさせる。ただ精神障害者には当たり前で避けて通れない話、なるようになるだけか。