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低栄養の胎児は将来、病気に??? (7月13日・朝日新聞朝刊から)

2004-07-16 16:40:43 | トリビア☆
 妊娠中、母親の栄養が低い状態が続いて赤ちゃんの発育が悪いと、大人になってから動脈硬化や高血圧、高脂血症、糖尿病などになりやすい…こんな説が注目されています。生活習慣病の発症に、胎児期が大きく関わっているとの考え方です。

 東京大の福岡秀興・助教授(発達医科学)は「満期で生まれた低体重児と発症との関係を調べる疫学調査や動物実験で、この説を裏付けるデータが次々に発表されています」と言います。低栄養状態に順応するように代謝機能が固定されるのではないかと考えられています。

 厚生労働省が昨年末公表した02年国民栄養調査では、やせ(低体重)の女性の割合は20~29歳で26.0%、30~39歳で15.1%。20年前はそれぞれ11.4%、8.1%でした。細身志向を背景に栄養を充分に取らない人が増えているようです。

 やせは、BMIが18.5未満。BMIは、体重(kg)を身長(m)で2回割った値です。

 妊娠中のどの時期の栄養でも影響が指摘されているそうです。福岡さんは「妊娠する可能性がある女性は、適度な体重を保ち、妊娠中も十分に栄養を取る事が大切」と呼びかけています。

Re・Birth ~No.12~

2004-07-16 16:18:01 | star spiritsシリーズ☆
 「…一生、鏡見ないワケにもいかねーだろっ。ホラ…」
 洋次はそう言うと、好美に手鏡を手渡した。
 好美は、一旦目を閉じると深呼吸し、ゆっくり目を開くと、覚悟を決めて鏡の中に映る自分の顔を見た…。
 <あっ…!>
 次の瞬間、好美は目を見開いて驚いた。鏡の中に映っていたのは、いつも夢の中に出てきたあの男と同じ顔だった…。
 <…あの夢は、こういう事だったんだ…>
 好美は、しばらく鏡の中の自分を見つめていた…。

 更に数日後、好美は病室で「姓名判断」の本を読んでいた。美麗が市役所に戸籍の変更手続きを出しに市役所に行った際、
 「新たに名前を決めてから、戸籍変更の手続きをして下さい」
 と職員に言われたらしく、早急に新しい名前を考えなければならなくなったからである。
 傍らには、メモ用紙とボールペンがあり、ベッドの上には何度も名前を考えては書いて、納得出来ずに握り潰した紙が散乱していた…。
 「…ったくようっ…、決まんねぇ~っ!」
 好美がイライラして思わず本をドアに向かって放り投げたその時、ちょうど忍と洋次が病室に入ってきて、洋次の顔面に本が直撃した。
 「いってぇ~っ!」
 「あっ…、洋次…。悪いっ…」
 洋次の顔面を見ると、本のカタチになって赤く腫れていた。好美はそれを見て苦笑いして立ち上がると、洋次の顔に手をかざした。
 「四角くなってやんの~♪」
 好美は笑いをこらえながら言った。
 「…ひっでぇな~っ…」
 そう言いながら好美を見た瞬間、洋次は驚いた。好美の目線が、洋次と同じくらいの位置だったからである。
 「アネゴ…、背、また伸びた…?」
 「うん…。昨日、病院で身長計ったら、185センチだって…」
 「マジで~っ!」
 「洋次、お前なぁ…、もうそのアネゴって呼び方するなよ…」
 「…あっ…、そっか…」
 好美は苦笑いして、本を拾い、ベッドに戻った。洋次は持っていた鏡を取り出して、顔が赤く腫れているのを見て唖然とした。
 「…その様子じゃ、新しい名前、まだ決まってないみたいだね…」
 忍は、ベッドの上に散乱している紙クズを見て、クスッと笑った。
 「なかなかいい名前が思いつかなくてさ…」
 好美が欠伸混じりにそう言うので、忍はイスに腰掛けると、パラパラと本をめくった。