妊娠中、母親の栄養が低い状態が続いて赤ちゃんの発育が悪いと、大人になってから動脈硬化や高血圧、高脂血症、糖尿病などになりやすい…こんな説が注目されています。生活習慣病の発症に、胎児期が大きく関わっているとの考え方です。
東京大の福岡秀興・助教授(発達医科学)は「満期で生まれた低体重児と発症との関係を調べる疫学調査や動物実験で、この説を裏付けるデータが次々に発表されています」と言います。低栄養状態に順応するように代謝機能が固定されるのではないかと考えられています。
厚生労働省が昨年末公表した02年国民栄養調査では、やせ(低体重)の女性の割合は20~29歳で26.0%、30~39歳で15.1%。20年前はそれぞれ11.4%、8.1%でした。細身志向を背景に栄養を充分に取らない人が増えているようです。
やせは、BMIが18.5未満。BMIは、体重(kg)を身長(m)で2回割った値です。
妊娠中のどの時期の栄養でも影響が指摘されているそうです。福岡さんは「妊娠する可能性がある女性は、適度な体重を保ち、妊娠中も十分に栄養を取る事が大切」と呼びかけています。
東京大の福岡秀興・助教授(発達医科学)は「満期で生まれた低体重児と発症との関係を調べる疫学調査や動物実験で、この説を裏付けるデータが次々に発表されています」と言います。低栄養状態に順応するように代謝機能が固定されるのではないかと考えられています。
厚生労働省が昨年末公表した02年国民栄養調査では、やせ(低体重)の女性の割合は20~29歳で26.0%、30~39歳で15.1%。20年前はそれぞれ11.4%、8.1%でした。細身志向を背景に栄養を充分に取らない人が増えているようです。
やせは、BMIが18.5未満。BMIは、体重(kg)を身長(m)で2回割った値です。
妊娠中のどの時期の栄養でも影響が指摘されているそうです。福岡さんは「妊娠する可能性がある女性は、適度な体重を保ち、妊娠中も十分に栄養を取る事が大切」と呼びかけています。