先週のニュース内容ですが、文部科学省によれば、公立小中学校の1学級あたりの標準的な児童生徒数を「40人」と定めた国の基準を見直し、人数を減らす方針を固めたということです。これにより2011年から数年かけて完全実施するということです。
先進国でも学級あたりの人数は、最も多いグループの日本。先生ひとりあたりが抱える児童・生徒数が多いほどきめ細かい指導はしにくいのが実情です。
となると先生を増員する . . . 本文を読む
仕事や勉強部屋について、オープンスペースが良いのでしょうか? 個室空間がよいのでしょうか。 よく、プレジデントファミリーなどの小学生子育て本には、個室よりむしろ、リビングのようなオープンスペースの方が子供がよく勉強するといった説があり、成績が良い生徒はそうしたスペースの活用がうまくされているということも報告されていたりします。
ただ、オープンスペースであっても、テレビがつけっぱなしになっていたり . . . 本文を読む
朝日新聞12/7版によれば、上記タイトルのシンポジウムが東京大学安田講堂で11/23にあったようです。
日本学術会議は、昨年の中央教育審議会答申の中で受けた指摘の「大学進学率がほぼ5割になり、学生の学力層の広がり、入試制度の多様化から学士課程や専門分野で、あるべき最低レベルの質が保てなくなった」という部分について委員会をつくって議論を開始しているようです。
中教審が提示している学士力の指針 . . . 本文を読む
ひさびさの書き込みです。ネタもまたできてきましたので、しばらく更新していこうと思っています。よろしくお付き合いください。
12月1日付けのニュースにて、小中高の暴力事件の増加についての記事がありました。
また、ごく普通の子が爆発し、我を忘れて暴力を振るったり怒りを抑えきれないという記事もあわせて多くみられました。 参照 asahi.com千葉版
これに対して文部科学省や教育関係者から、「 . . . 本文を読む
一般入試やAO入試などの特別入試を行っている中堅大学で、中学・高校内容の補習を行っている大学が増えています。文部科学省の調査によれば、2008年の推薦・AO入試の進学者が全体の43.4%になったということです。
一般入試を受ける受験生は、おしなべて受験教科全体の学習を計画的にやらねばなりません。それに対して特別入試の受験生は、普段の中間・期末考査などで高得点を揚げることが至上目標となっており、 . . . 本文を読む
宮城県石巻工業高校建築科の生徒は、石巻市からの依頼を受け、津波災害なども考慮した新築する保育園の基本設計をしているという記事(朝日新聞11月23日付)がありました。
行政全般に関して、生徒を参加させるという試みはとても大切な試みだと思います。
もちろん、設計などの場合、教室面積や安全性、建物の構造計算などは専門家のチェックを受ける必要がありますが、こうした概念設計に携わることで、生きた学習にな . . . 本文を読む
全国学力調査の情報公開(市町村毎、学校毎)については賛否両論に割れています。
この賛否を問う前に、それぞれのメリット・デメリットを論じなくてはいけないと思います。
メリット
自治体単位あるいは学校単位での学力増進に関する取り組みを比較し、良い点を抽出することができる。
⇒例えば学力が高い秋田県では低学力層が出ないように補習を行う、補助教員を充てるなどして学力の底上げを狙っていること。テス . . . 本文を読む
小6と中3を対象にした全国学力テストの結果を市町村単位あるいは、学校単位で公表するかどうかということで、混乱がおきています。そんな中で、文部科学省の専門家会議の分析が報道されていました。本来、学力テストの主旨はこのような分析により、学校改善に役立てるといったことにあると思います。
それによれば、学力が向上した小学校で目立ったのが、
A:「学校図書館を活用した授業。例えば課題解決のための資料を図 . . . 本文を読む
福岡での小1殺害事件では、母親の自作自演の末、母親が犯行を認めて逮捕になりました。
事件の背景について、香山リカ氏は、「子育てに悩む親は、発達障害や事件などの情報に過敏になっていて、大したことでなくても現実以上に考え込んでしまいがちだ。インターネットなどの情報があふれる一方、同世代の母親と表面的には話せても本音を話せず、精神的に孤立している。(毎日jp)」とコメントしています。今回は、母親自身 . . . 本文を読む
文部科学省が行っている全国統一の学力テストについて、市町村あるいは学校単位での公表を行うかどうかで意見が割れているようです。
まず、公表の是非を考える前に、このテストの目的やねらいを明確にしておく必要があると思います。このテスト(生活習慣などのアンケートも含む)は、成績による学校の序列化をすることが目的ではなく、生徒の学力をあげるために、学校や自治体(市町村、都道府県レベル)または国レベルでど . . . 本文を読む
現在、公立高校の管理職(校長・教頭または副校長)の在職期間は平均2年から4年です。私はこの在職期間は短いと考えます。この期間ですと、新任の学校に慣れ、これからいろいろ学校経営を本格的に着手しようという時点で転勤となってしまいます。
そうなると、管理職の先生があれもしてみよう・これもしてみようと長期的かつ意欲的に挑戦して取り組んでいく姿勢にはなりにくいのではないでしょうか。生徒を育てるのと同様、 . . . 本文を読む
プロフサイトをめぐってのニュースがありました。
9/3iza!には、次の記事がありました。
+++++++++++++ここから引用
「プロフィルサイト(プロフ)」と呼ばれる自己紹介サイトなどの携帯電話の書き込みをめぐり、中高生がトラブルに巻き込まれるケースが急増している。群馬県教育委員会は4月から、教師に問題サイトを見つけてもらおうと、都道府県単位で初めてのネットパトロール事業を始めた。だが“ . . . 本文を読む
本日の報道によれば、文部科学省は、平成21年度予算の概算要求原案で、授業時数増加に対応するため新たに非常勤講師を1万1500人配置する計画で、昨年度求めた教員2万1000人増加計画を事実上断念したということです。道徳教材の国庫補助制度や、中学校の武道必修化に向けた武道場整備費も新たに盛り込み、総額は12・8%増の5兆9472億円とのこと。
これは大変残念な結果です。
今、教育現場で必要なのは優 . . . 本文を読む
夏休みが終わると、良い意味でも残念な意味でも子供ががらっと変わっているということがあります。これは、子供を取り巻く環境(物理的なもの、生活習慣、友人)などの影響がいかに大きいかを物語っています。1学期はまじめだった子が化粧をしたり派手になったり髪を染めたりといったことは、今やほとんどの学校で見られる現象ではないでしょうか。
さて、ここで言いたいのは家庭内の教育のお話なんですが、環境に影響され、 . . . 本文を読む
全国学力調査では、学力テストの他に学習習慣に関するアンケートも実施されます。
これによればテレビやビデオ・DVDを日に3時間以上みたり聞いたりする児童生徒は
小学校 34.0%(07年調査)⇒45.8%(08年調査)
中学校 32.4%(07年調査)⇒38.8%(08年調査)
となっていることがわかりました。これは悉皆調査ですからデータは正確です。
さて、テレビやビデオ・DVD、そして携帯 . . . 本文を読む