教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

忖度しない社会デンマークから学ぶこと

2021-06-27 | 番組、記事、書籍コメント

BUSINESS INSIDER
デンマーク人で職場の人間関係に悩む人はいない。「気を遣わない」の効能を学ぶ

の記事を読んでのコメントレポートです。

よく、最近の組織論で言われることとして、何でも安心して言い合える安全な組織がうまくいくというのをよく聞きます。

しかし、その大前提として、正直な気持ちや意見を出してもいい雰囲気というのは、どうしたらできるのかということです。

そのヒントがこの記事に書いてありました。
記事を引用して、ポイントを考えてみます。

「私だったらこうするけど、なんでそんなことをしたの?」と相手に聞きます。と言っても、これはあくまで相手の考えを認識するためで、責める目的ではない。相手がどのような考えや気持ちで、その選択をしたのかを理解したいから聞くんです。(上記リンク記事より引用)」

なんでこうしたの?というのは相手に詰問して責めているのではなく、考えの違いを確認するため。しかもその認識をお互いが持っているということが大前提です。つまり、人と自分は違う考え方をする存在なのだというものです。日本の場合、どうしても同じ集団にいると、以心伝心で同じ考えを持っていてくれるはず、気持ちをわかってくれているはずという解釈が多くなりがちですが、そこは発想を変えていく必要があるのでしょう。

そして2点目のポイント
「認識力」「話を聴く力」「自分の意見を言語化する力」の3つを育成(上記リンク記事より引用)

人との考え方の違いを自覚したり、人間関係や組織を俯瞰して捉えるために認識力の向上は欠かせません。また、話を聴く能力がなければ、相互理解は深まっていきません。そして自分の意見を言語化できなければ、相手に自分の今を伝えられないわけです。

このようなことを意識するだけでも、人間関係に悩まない生き方の一歩になると思ったので、上記のリンク記事は、非常にサポーティブでした。ぜひ、ご一読をお勧めします。

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