衆議院選挙が終わりました。
さて、これからの政治に必要なのは、対話とファシリテーションではないかと自分は考えているので、それについて述べます。
現代社会は複雑で変化も速い。多様な人がさまざまな関係性の中で生きています。しかし、その意思決定を昔の王政のように一人の独裁者によって決める時代ではありません。それぞれが仕事や家庭などを持っている中ですべての政治的な意思決定にいつも参加できるわけではない。そこで、生まれたのが代表民主制というわけです。
利害が複雑に絡む問題に決着をつけていくのが、政治の場面。
しかし、残念ながらこれが、これまでは多数派の決定に従わざるをえなかったり、権威にひれ伏したり、時にそこにお金が絡んでくる。だから、本当はみんなが望んでいるものとは違った実態が進行し、そこに有権者はいら立ちを感じる。
では、政治家を交代させればそれで問題が解決するのか?という疑問が生じます。
一人の政治家には能力の限界があり、経済・教育・福祉などあらゆる面でなんでも一流の知識と実践を持つ人などいないことでしょう。だから、それぞれに詳しく、賢い知見を持つ人をつないだり、対話していく必要性が生じるわけです。つまり、ファシリテーションと対話です。
残念ながら、日本の教育場面(特に初等中等教育)では、このような対話やファシリテーションのマインド・スキルを十分トレーニングして現状では高める仕組みがありません。一部の学校の一部の知識・経験のある指導者はできている現状が徐々に増えているとはいえ圧倒的に足りていないことは、いまの政治状況をみれば一目瞭然だと思います。
次世代を育てる教育場面で対話・ファシリテーションは必須だと思っていますが、現状の政治を変えていく上でも対話やファシリテーションのマインド・スキルは並行して促進していくべきでしょう。
対話やファシリテーション技術について、サポートが必要という方は、ぜひ、メールなり連絡をください。
何か力になれることを自分なりに貢献していきたいと思っています。