昨日、大谷選手の靭帯損傷のニュースがまたたくまに日米で広がりました。
連日の活躍が見る人に元気を与えていただけに非常に残念ですね。
疲労によるケガの兆候は、最近ずっと出ていました。
爪が割れる、腰や腕の痙攣など・・・
本人の意思尊重ということで、それでも出場が続いていた矢先の故障でした。
教育現場にかつていた私は、同僚の似たようなケースを何度も観てきました。
強靭的な体力、気力、パフォーマンスを発揮するスーパーティーチャーみたいな人が教育現場には、たまにいます。授業、部活、生徒会、保護者対応など、さまざまな面でがんばれちゃう若手教員。しかし、ある日ぷっつり、登校できなくなってしまった。
みんな共通してるんです。
本人の責任感から、多少疲労がみえてても、周りから「ちょっと休んだ方が」と言われていても「大丈夫です。やれます。できます」といった反応で、周りも、それならと本人の意思を尊重して続投のケース。そして突然、気力を失ったり、体を動かそうと思っても動かなくなってしまう・・・
本人のやる気や責任感はもちろん尊重すべきものですが、もう体は悲鳴をあげている。
本人も多少なりともそれを自覚している。
そのときには決断してほしい。
ペースを下げること、十分な休養をとること。
みなさんの職場の周りにもいませんか?
ぜひ 声をかけてあげてください。
今回の大谷選手は残念でしたが、今回の話は、説得力あるエピソードです。
どんなに強靭にみえていても所詮、人間、生物です。
オーバーワークすれば故障、ケガ、病気につながっていくのです。
大事に至る前に・・・・です。