教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

望むべくは極端な個人主義でもなく癒着でもなく・・・

2011-05-24 | マインド、メソッド、ツールなど
将来の日本を真剣に考えていくにはベストの時期だと考えています。

望むべくは極端な個人主義に走るのでもなく、癒着社会でもなくというところでしょうか。

アメリカなど個人主義が極端になっている国では、たとえば肥満の夫がカロリーの高いものを躊躇なく食べるのをそばでみていても全く注意しないということです。それは自己責任だから。この話に象徴されるように、自由である半面、自己がおこした責任はすべて個人に帰すという考え方です。

一方で、日本社会に根付いてしまったのが癒着です。組織の中にいると違和感表明とか反対とかが出にくい。おかしいなぁと思っていても声をあげない。なぁなぁの感覚になる。カリスマ的経営者で手腕があれば周りは黙っている・・・ そんな構造があちこちに見られます。

めざすは、その中庸あたりの路線ではないかと。絆は大事だから尊重しつつも、おかしいと思うことには声をあげていくなど。そうした一歩ずつの組みあげが、新しい社会を創っていくような気がしています。多様な意見はあっていい。それを排除しない。耳を傾ける。そこでおきている集団の英知をどう活かしていくかという方向性・・・

情報の授業やリベラルアーツのリーダーシップ研修でもそうした話をしていきたいと思っています。
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